本を出版しました!
日本の悪習慣の一つのである通勤は、もう何十年も続いています。これは中々変りません。むしろ、乗車率120%を自慢している場合さえあります。
しかし、当の我々サラリーマンにはとっては日々の事であり、自分との健康と寿命にも影響します。
これは、もはや自分の身は自分で守るしかない。通勤電車の中では倒れてしまわない限りは、誰も助けてくれません。
倒れてしまってからでは遅いのです。
呼吸法によりライフスタイルを一新するために、日々の習慣から見直していきましょう!
通勤!痛勤!毎日往復5時間
サラリーマンの通勤は、すっかり日本の文化になっていますよね。
おっと、こんなことを言っている場合ではないです。私を含め、サラリーマンは毎日会社との往復は命を削っているともいえます。
サラリーマンの皆さん、会社まで行くのに、通勤電車は快適に座って行きたいですよね。
私も典型的サラリーマンですが、なんと職場までは”片道”2時間半!
横浜の自宅から、職場のある茨城県つくば市まで、往復で5時間の道のりです!
労働者の通勤時間は、総務省統計局が実施している社会生活基本調査からわかります。2017年の全国平均で往復1時間19分でした。
県別では、2017年の結果で、私の住んでいる神奈川県がトップで往復1時間45分。一番短いのが大分県で往復57分だそうです。
普通に考えて、片道1時間以上になると通勤時間は長いという判断になりますよね。片道2時間半はもうほとんど毎日「ぶらり日本一人旅」に近い!
これはもはや通勤ではなく、“痛勤”です!
日本人は耐える民族である!?
それでも、つくば市に勤務が決まった頃は、まだ若さがあった?のもあり、なんとか通おうと決めていました。
人間は、与えられた環境には適応しようとする動物です。さらに、日本人は忍耐を美徳とする人種です!
若さ残る私は、毎日往復5時間の道のりをひたすら「耐えよう」としました。
そうは言っても、ただ耐えようと思っていたわけでもありません。この環境に適応し、時間を有効に使おうと「寝る(睡眠時間の確保)」「音楽を聴く」「勉強する」「仕事する」「副業する」などを思いつくわけです。
色々試してみてわかったこと
往復5時間の通勤時間は、考えようによっては「自分の時間が有効に占有出来る時間」でもあると思いました。
事実、通勤時間が少ない場合には、自宅に早く帰れますが、その分家族サービスが待っています。
通勤では自分の時間が取れる、という考え方を持つと、少しは通勤にも愛着が湧いてくるものです。
そこで、早速いろいろやりたいことを考えて、実践してみることにしました。
英会話のリスニングやインターネットビジネス塾などPodcastなどにて色々な教材がストリーミングされていますし、メニューも充実しています。
勉強のために本や参考書なども読める時間があります。パソコンをネットにつなげばメールも読めるので仕事もできます。副業もできちゃいそうです。
ちょっとしたアンケートサイトでポイントを稼ぐなんてこともすることもできます。お小遣い程度は稼げますね。
しかしながら、こうしたアイデアはすぐに現実の問題にぶつかりました。
一言でいうと、「通勤はそういう事をやる環境には適さない」ということです。
当たり前ですが、電車は移動手段です。勉強する場所でも、仕事する場所でもありません。ましてや、混んでいます!すしずめです!乗り換えもあります。
音楽やPodcastでストリーミングを聴くことは問題ありません。聴く見るなどの受け身の作業はできますが、書く話すなどの作業はほとんど無理でしょう。
つまり、自分にインプットはできますが、自分からアウトプットするような作業はできない!
結局、大変の時間はPodcastのストリーミングを聴くくらいのインプットのみの作業となりました。
あとは、かろうじてアンケートサイトなどで、ポイント稼ぎをするくらいの事しかできませんでしたね。
仕事の資料や、本を読んで勉強する事もできますが、それはモチベーションに依存しますね。
会議が近いから直前の準備のための資料読みとか、試験が近いから本をちゃんと読むとか、どんな環境にいてでも集中できるモチベーションがあれば別ですが、そうでないときの平時は、集中できずに込み具合とか回りの人々とか揺れなどの電車環境の方に意識が行ってしまいます。
ここで一つわかったことは、通勤環境でもある程度集中して継続できる物事をすると良い、ということでした。
それがなんであるかは、人によって違いますが、私の場合にはPodcastの英語リスニングやビジネス聴講、それとアンケートサイトを4つくらいやりましたね。
あとは、座れて邪魔にならなければ、急いでいるときなどはパソコンを出してWifiルーターでインターネットにつなげて仕事などをしています。
続けていくとある気付きが
まあ、なんといっても長い時間ですから、少しでも自分のためになるような事が出来るにはどうしたらいいか、日々考えちゃいますね。
そういう事を日々考えながら電車に乗っていると、ある時にもう一つ自分でやってみようと思う事が一つできました。それが、通勤を快適にするとまでは到達していませんが、自分の自己防御機能を上げるという意味で良いかも?と思っている事です。
それは、「呼吸法」です。
なんだか地味に聞こえるかもしれませんね。
私もそう思います(笑)。
でも、考えてみてください。通勤時間中は込み合った電車の中で、人々はほぼずっと同じ姿勢を保っていなくてはいけません。
これがストレスになるし、ずっと同じ姿勢をしていることは健康にもあまりよろしくないですよね。
込み合った電車の中で、日々耐える感覚で「早く着け~」と考えるあまり、身体も硬直し、呼吸も無意識のうちに止まっている事もあるのではないでしょうか?
よくありますが、呼吸を忘れてしまうほど緊張するとか集中するとか言われますよね。
良い意味でも使われますけれど、通勤電車の中ではみんなじっと耐えなくてはいけないので、どうしても身体の負荷がかかります。みなさん、身体は固くなっていませんか?呼吸はちゃんとできていますか?
私は、ずっと同じ姿勢のままでいる通勤電車の中で、どうしたら体をリラックスさせて、負荷をかけずに楽になれるか?を考えました。
その結果、自分でなんとか制御できる事って呼吸だったんです。
呼吸を制御すると、同じ姿勢にいながらも自分の身体の状態を少なからず制御できるんですね。
いわゆるリズムを把握し、自分でリズムを作る事が出来るんです。
お坊さんの禅と同じかもしれません。ずっと長い時間座禅を組み、ずっと同じ姿勢でお経を唱えたり、瞑想する。
これと同じ事を通勤電車でやるつもりになってみる。
禅や瞑想は呼吸も整えますからね。
それでも、えー、なんだか地味で面倒くさそう、と思うかもしれませんね。
まあ、そこはものの考え方だと思います。
音楽を聴いたり、本を読んだり、アンケートサイトに熱中するのも良いと思います。
ただ、これらは長い目で見た健康という意味、それに快適性という観点からすると必ずしも常に良いことばかりではないはずです。
スマホのしすぎは目を悪くしますし、イヤホンでの音楽は耳も悪くします。
特に、アンケートサイトはずっとやり続けると目が本当に悪くなりますね。ただでさえ、仕事場でもパソコンなので、通勤でもずっとスマホだと視力は一気に悪くなるでしょう。
呼吸法は、自分と向き合います。自分の身体の隅々まで意識をかけて、状態を意識しようとします。姿勢にも気を使います。体の固さもわかろうとします。
自分の身体の状態が、なんとなくわかると、次にそれを整える呼吸を行う。
そうする事によって、満員電車の中でも、揺れと体のぶつかり合いがあっても、自分の心と体の調和がとれる段階まで到達できる。
本当なの~?と思われますよね。
まあ、水と空気はタダ、という言葉がありますが、実はそこに落とし穴があると思っていて、タダほど怖いものはないんです。
当たり前のところに、やるべきところがあると思うんです。それをタダであるが故に意識しないで、ただもらっている。
人間は空気を吸って生きているんです。当たり前過ぎて、誰も日々意識しない。水を飲むよりも意識がない。
しかし、呼吸は人間のさまざま代謝の基礎の循環です。自分にとって正しい呼吸法というものがあると思います。呼吸の仕方で、寿命が長くなったり短くなったりするとも思います。
ともかくも、私はこの呼吸法を通勤時に実践してみました。そのやり方は、次回以降に詳しくご紹介したいと思います。
そんなに複雑ではないですし、やる気さえあれば習慣化出来て、通勤にイライラすることがあまりなくなります。
是非とも、多くのサラリーマンに実践していただきたいと思います。