ポーランド出張(仕事編)

前の2編では、クラクフの街の様子と、ポーランド陶器をご紹介しました。

最終の3編目は、きちんと仕事してきましたということで、

なぜ、ポーランドに行ったのか?と、

その仕事の内容をちょっとだけご紹介します。

 

おわかりの方もいらっしゃると思いますが、今回のポーランド出張は

気候変動枠組条約の第24回締約国会議(COP-24)へ参加したのでした。

カトビチェの国際会議場に、仮設会議場を追加した巨大なスペースが

寒空の中に熱気を放っていました。

各国の首脳級が集まる国際会議でも非常に重要なものです。

COP-24会場の正面付近、参加各国の旗が示されています。

寒空でどんよりですが、関係者の熱気はすごいものです。

今回、我々がCOP-24に参加したのは、サイドイベントと展示を行うためでした。

COP-24では、気候変動枠組条約の実施に関して、条約の交渉を行うためだけではなく、

政府代表だけではなく、各国の研究機関やNGO、民間団体などが、

それぞれ気候変動や環境問題への対策をアピールし、政府関係者へ訴えたり、

新たなパートナーとの連携を構築したりするのです。

今回、私のグループは、日本政府が主催するパビリオンと、公式のサイドイベント、

さらに展示を実施しました。

私も、共同議長1回とプレゼンを2回実施しまして、日本のプレゼンスを示しましたよ!

日本の技術を紹介したのですが、どのイベントにも多くの発展途上国の方などが満員御礼で参加してもらいました!

日本パビリオンのイベントでキーノートに大物を呼びました

公式サイドイベントでの観客、ほぼ満員でした!

多くの途上国から質問とリクエストが!

今回のCOP-24では、2015年に決議されたパリ協定の実施枠組を議論するものでした。

結果は、無事に実施枠組が決まったとのことですが、その内容を理解するには時間がかかりそうです。

気候変動って、グローバルな課題ですが、日本だと中々自分たちの問題として意識しにくいですよね。

しかし、日本が担う温室効果ガスの削減の割合は大きいもので、それをどのように担保するかは国だけではなく、民間や個人も考える必要があるのです。

このブログでは、それらの課題に目を向けていきたいと思います。

 

 

ポーランド出張(陶器に女性陣大興奮!)

最近、ポーランド陶器が静かなる人気になっていることをご存知でしょうか?

ボレスワヴィエツ陶器という陶器全体に鮮やかに彩られた模様が特徴です。

ボレスワヴィエツ陶器はポーランド南部の小さな街ボレスワヴィエツが発祥の地です。

今回、ちょうどボレスワヴィエツに近い、カトビチェ、クラクフへの出張だったので、
当然同じ陶器が売っているだろうと想像し、探してみたところありました!

宿泊していたクラクフには、クリスマスマーケットでも陶器市がありましたし、
専門店も2-3店ありました!

今回は、奥様からの購入ミッションとしてケーキ皿、小皿、マグカップが指定されており!?
仕事が終わった夜は、夕食がてら毎晩市内を探索していました!

一緒に行った、同僚が女性二名、男性三名おり、全員連れ添って陶器購入ツアーとなりました。

しかしながら、ポーランド陶器は女性に人気で、その模様と色合いが鮮やかなのが特徴です。

是非ともその数々の写真を以下ご覧ください!

靑を基調とした全体模様がきれいです

マグカップ

これはちょっとご愛敬

大量の写真を撮って日本まで送って奥様チェック!

この模様は買いました!同じ模様のお皿も!

専門店Milaには所せましと陶器の山でした!

繊細な基調の模様もいいです

この探索ミッションは、冬のくらいポーランドの夜の観光を楽しいものにしてくれました。

一緒に行った女性陣も大興奮!お土産に皆散財しました!

親戚や家族へのお土産に喜ばれたようですよ!

日本でもいくつか専門店がありますが、やはり2-3割は高くなってしまいます。

それでも、普通の食器よりは華やかで、盛り付けが楽しくなります!

 

日本でも、楽天でいくつかお値打ちで買えるものもありますね!

デザイン的に良いものをいくつかピックアップしてみましたので、もしご興味があればどうぞ!

ポーランド出張(クラクフ市)

12月第1週にポーランドのクラクフ市に出張してきました。

正確に言うと、仕事は隣の町のカトビチェに行ってきました。

ここまで書くと、何をしに行ったか、わかる人にはわかるかもしれません。

その件は、また後で書くことにしますが、今回は宿泊に使ったクラクフの街をご紹介します。

クラクフは、ポーランド南部にある都市で、ポーランドで最も歴史ある都市の一つであり、中世には一時首都でした。その後、一時期オーストリアにも帰属したり、オーストリアのクラクフ大公国としても位置づけられたりしていました。

現在では、ポーランドの文化の主要な中心地でもあり、ヴィスワ川の上流に位置し、市街地はヴァヴェル城を中心として川の両岸に広がっています。

ポーランドと言えば、首都のワルシャワくらいしか思い浮かびませんが、南部のこの街はこじんまりとはしていますが、情緒がありました。

アウシュビッツが近いので、イメージが悪くなってしまうのですが、クラクフは実はあまり戦中の被害を受けなかった街でもあるらしいです。


ヴァヴェル城。
夜しか自由行動が出来なかったので若干見にくいですが、夜は夜でキレイです。

12月上旬のクリスマスシーズンだったこともあり、街の中心は毎晩遅くまでクリスマスマーケットが開催されていました。

市中心が部の広場

馬車とツリーと聖マリア聖堂(ちょっと暗いですね・・・)

クリスマスマーケットはこじんまりとながらも賑わっていました

屋台のボリュミーなお肉がおいしそう!しかも安い!

かわいく、めずらしい屋台が多く出ていました

燻製チーズを焼いたオシチペックチーズ!ジャムと一緒に食べます

屋台の煌びやかな飾り物

夕食は仕事で体力をつけるためにお肉をがっつり!

デザートはクレムブリュレ

今回来てみて、一番感じたのはポーランドはその迫害の歴史から華やかなさとはあまり縁がないようですが、親日家が多く、昔モンゴル帝国の侵攻などもありアジアとの接点も多かったことから人種や食文化(餃子など)なども他のヨーロッパと比べてアジアに近い場合が多いのです。

あとは物価が安いですね!これはうれしいことです。欧州は最近ユーロ通貨になってから、徐々に加盟国の物価が高くなって行っています。その中でポーランドはまだ独自通貨ズロチを使用しています。

隠れた魅力がいっぱいのポーランドですが、次回は日本でも徐々に有名になってきている陶器についてご紹介します!