子供を海外の大学に入れる方法(2)

今回は日本の教育システムに留まらないシステムの不自由さを挙げてみたいと思います。(まだ、海外の大学に入れる方法はもうちょっと後で話します)

まずは「賃金格差」です。日本は先進国の間において「最低レベルの賃金」となっています。OECD(経済協力開発機構)が各国の賃金を毎年アップデートして載せています。

OECDの各国の平均賃金データ

ここのグラフを見ると日本は世界の25位前後をうろついています。「日本」「賃金」で検索すればいくらでもさらに詳しい解説サイトが出てきますので、そちらに詳細はお任せしますが、ともかく「日本の賃金は先進国の中では最下位に位置している」ということです。

なぜ賃金格差を話題にしているかというと、子供は家庭内で育てられます。子供の教育は資本主義である日本においては家計に左右される訳です。私立に行くのと公立に行くのでは大分事情も異なってきます。

義務教育は受けらる全員が受けられる訳ですから、最低レベルは確保されるのですが、あくまで最低レベルを規定しているだけなのです。良い教育を受けるにはお金がかかります。そのお金の支払いは親の収入です。親の収入は賃金がベースになります。単純な話なのですが、その賃金が日本は低いため良い教育を受けるには十分ではないのです。

特に、日本は良い教育を受けるには塾に通わなくてはなりません。その塾産業が日本経済を悪い意味で支えているのが日本の教育の悪循環になっている訳です。教育の悪循環ですね。

ごく一部の人たちは、塾に行かなくても東大に入れる人もいますが、あくまでごく一部です。大半は、一生懸命勉強して一日の大半を暗記と問題慣れに時間を費やす訳です。つまり、目標が定まっていれば、かける勉強にかける時間と効率性(塾などのテクニックの付加価値効果)が勝負を決めるのです。

色々な例外はありますが、概してそれが日本の教育です。おそらくお隣の中国や韓国も詳細はわかりませんが、似たり寄ったりなのかもしれません。

しかし、その結果、それがこれまでは人生のゴールにも等しい結果となってきましたが、今ではもはやそれも神話になりつつあると言えるでしょう。

日本の大きな会社では、おおよそ学閥が敷かれており、良い大学出身であれば出世も早くトップ層を占めるのが定石ですが、今後それも変わっていくでしょう。

私は、その一つの要素は社会が「多様性」を受け入れてきている状況を感じているからです。この「多様性」はまだ曖昧模糊としており、なんだかつかみどころのない感覚のものですが、私は徐々にそれがこの混沌とした社会に徐々に浸透していくとみています。

そうなった際には、日本も多様性が広まり、社会構造がこれまでと変わってくることになります。その多様性の中で、確実に言えるのは、人口減と高齢化の激しい日本は、これから国際化なしには立ちいかないということです。

日本一国主義、日本至上主義は立国2千年の一度も侵略されたことのない特殊社会ではありますが、それは徐々に変わっていく事になると思います。

だからこそ、私は「Think Global & Act Global」で訴えているように、「最初から日本人は国際に打って出る勢い」「今から必要」なのだと思っています。

話が広がっている感がありますが、それを実現するには私は「教育」が一番大事だと思っています。今の教育はあくまで日本国内で生きていくための教育です。これからは国際的・全人類的な教育が必要なのです。

そのために、私は自分達の子供には最初から世界の教育を受けさせようと思い、色々な挑戦を続けています。

次回から、徐々にその試行錯誤を紹介していきたいと思います。

 

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