テレワーク中のビジネスマンによるオンライン会議システム比較

テレワークを開始しているビジネスマンは多いと思いますが、皆さんどんなオンライン会議システムをお使いでしょうか?

会社から急遽モバイルを渡されて、明日からテレワークだぞ!と言われて戸惑うビジネスマンも多いかと思います。普段からメール等でPCを使っている方は敷居は低いかもしれません。

私も、コロナが広まる前から、海外とのオンライン会議や、テレワークは週1回ペースで実施していましたので、オンライン会議システムをいくつか試しておりました。その現場の感想をお伝えしたいと思います。

私が現在使ったことのあるオンライン会議システムは、以下の通りです。使った評価と共にご紹介します。

・Skype

元々は、インターネットを使った電話の代わり、あるいはチャット機能からスタートしたSkypeですが、最近はLINEやWhatsAppなどに押され気味かと思いますが、未だ根強い人気は誇っています。Skye for Businessが出て来てからはすっかりとビジネスツールとしても定着しているようです。

私の会社もSkype for Buinessが導入されています。また、私自身もSkypeのロングユーザであり、共存させて使っています。1~3人程度までの気軽な会話には適しているでしょう。重要なリモート会議にはリスクを感じます。また、なぜか未だにユーザインタフェースになじめない自分がいます。何度も使っているのに、使いたい機能にたどり着くのに未だに戸惑います。

・WebEx(シスコシステムズ)

リモート会議システムの草分け的なシステムです。当初はベンチャー的なシステムで10年ほど前からスタートしたシステムで、私もその頃から全世界につなげて使っていました。当初はみんな半信半疑で戸惑いながら使っていたのを良く覚えています。保守的な人からは「ネットワーク越しの会議なんて使い物にならない」と良く言われたのが昨日の事のようです。画面共有してプレゼンテーションを共有しながらネットワーク越しに世界中で会議を行う、ということに皆意識がついていかなかったのでしょう。

そんなWebExも今ではCISCOに買収されてしまいました。安定したシステムになったのかと思いますが、大企業買収の悪い面が出てしまっているのか、システムが重くなってしまった感じがします。最近は、使っていると音声品質が悪かったりすることが多くなったと思います。最近では他のリモート会議システムとの連携なども出来るようで横の連携が出来るようになったことは良い事だとは思います。

・Gotomeeting

日本ではあまり使われていないようですが、私は海外とのリモート会議の際には良く使っています。非常に軽くて簡易なインタフェースで気軽に使えると同時に、100人以上の大人数でも要領良く使いこなすことの出来る安定のシステムだと思います。

先日、このシステムで120人以上の世界中の参加者との国際会議を実施しました。音声やプレゼンテーション等、クオリティは全く悪くなかったです。ユーザインタフェースも直感的にわかるので、初心者でもすぐに参加することができるでしょう。

・ハングアウト(Google)

3-4年前に少し使っていたのですが、Googleの拡張機能としてアカウントを持っていれば使えます。若干インタフェースが分かりずらい所があったかと思いますが、昔のことなので今では改善されているかもしれません。

・Teams(マイクロソフト)

私の仕事においては、Teamsが最近便利です。リモート会議が手軽に開催されて、途中で会議に招待したり文書もOffice365のOne Driveなどのファイルシステムと連携するので拡張性がさらに広がります。音声品質やビデオ品質も中々です。SkypeやWebExに比べて途中で使っていて、Teamsに乗り換えようということになった事が何度かあります。

通信の品質とファイルシステムなどとの連携が素晴らしいので、現状これが最適なツールとなっています。

・Zoom

新興型で急激にユーザを伸ばしている機能的には現状最も優れている会議システムかもしれません。しかしながら、最近セキュリティホールが見つかったということで、このまま伸びていくと思いきや、思わぬ弱点が発見されてしまった、というところでしょうか。今後に期待したいところです。

・V-Cube

日本のクラウド型リモート会議システムです。何度か使いましたが、安定型のフォーマルビジネス利用のためのものという感じがします。

・BlueJean

上と同様ですが欧米系のクラウド型リモート会議システムです。WebExが重くなりコストもかかるようになりましたが、BlueJeanはその代替的に導入されているところもあるようです。

このように、現在多くのリモート会議システムの種類が世に出ていて、何が一番良いのか私自身も良く分かりません。

あなたのビジネススタイルに合わせて最適なものを選択していく必要があると思われれます。例えば、あなたはこのテレワーク期間中、誰とどのように連絡を取らなければならないか、そのために会社はどのようなシステムを準備してくれているか、あるいは自分で用意しなくてはいけないのか、システム以外にも必要な機材などはなど検討した方が良いでしょう。

私の場合、会社内の定期的な打ち合わせや、資料の共有などにはTeamsを用いています。お互いのスケジュール調整も簡単に可能です。社外の人と個別に打ち合わせする際には、SkypeやZoom、WebEx、Gotomeetingが活躍しますが、ここにもTeamsが最近入ってきています。

今後、まだまだテレワークのユーザが増加していくことになりますから、システムの方も激動と変革が待ち受けていることでしょう。ユーザ視点での要求は、「簡単」「使いやすい」「コスト安」「安定」「品質」でしょう。あなたのリモート会議のスタイルに合わせて、これらの要素を検討しながら導入を決めていくべきでしょう。

まだまだ、しばらくは自粛と自宅閉じこもりの生活と仕事で、生活や仕事のスタイルの激変を余儀なくされいてる我々ですが、なんとか自分の落ち着ける環境を整えていきましょう。


意識を変えて家で仕事しましょう!

 

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