不安な時に呼吸法

昨日二回目の緊急事態宣言が出てしまいました。

飲食業界の方をはじめ多くの方々に大きな不安があることと察します。

前回の緊急事態宣言と比べて、気持ちが違うと思うのは私だけでしょうか?

前回の時は未知の不安がありましたが、最初の時にはこれまでの生活や仕事が元に戻る、という期待が高かったと思います。

今回の状況はある程度どのようになるかの予測がつくのですが、それ以上に今後の生活や仕事のあり方の不安が大きいと思うのです。

今回は、元の生活や仕事に戻れるという期待が揺らいでいるのだと思います。2020年に激動のコロナ禍に社会全体が変革を余儀なくされ、それが2021年にもより大きな波で襲ってきています。

社会システムの強制的な変革が行われるのみに留まらず、これからまさに自分たちのところにウイルスの蔓延がじわりじわりと迫ってくる感覚もあります。

ワクチンが出回れば元の生活や仕事に戻れるという期待が、今現時点でなんとなく大きくない気がするのも私だけでしょうか?

これは今の気持ちであって、ワクチンが出回っていけばそうした不安も解消していくのかもしれません。

そのようなどうにも良い気分のしない不安が周囲を取り巻いている状況です。メディアの効果もあるのでしょうが。

さて、こうした状況において、いつもと変わらない自分を保つのも中々難しい事かと思いますが、少しでもいつもの自分を維持するために呼吸法を実践しましょう。

幸いな事に、今は事情がない限りは何かに焦る必要のない時です。これからやってくる予想のつかない未来に向かって、自分を見直す良い機会と落ち着いて考えられるようにしたいものです。

人間、不安になると呼吸が浅くなっていきます。呼吸が浅くなると、脳に十分な酸素が行かずに正常な判断や行動がとれなくなる場合もあります。

そして、それは何も過呼吸や動悸などの表立った病気としての症状だけではないのです。

普通の人でもちょっとした不安による正常な判断ミスが起こり得るのです。その積み重ねて人生が思わぬ方向に行ってしまうのは、顕在化しないだけで、よくあることだと思います。

そうした不安による正常な判断や行動ミスを防ぐために、呼吸法を使った自律神経のコントロールによる不安の解消を自身で実践してみてください。

これはどこででもできます。家でも歩きながらでも、仕事をしていても、寝起きでも寝る前でもできます。出来ればリラックスする環境においてやった方がいいでしょう。

深く呼吸することを心がけてください。そして、吐く息を深く、そして丹田に集中してください。出来たら、自分の両手を丹田に添えると意識を集中しやすいでしょう。

何か判断が必要な時、行動に移る前に、そしてこれからの事を考える時に、1分だけ呼吸法をやってみてください。ちょっとだけ落ち着いて、そして正常な判断を行うことが出来るでしょう。

テレビやメディアでは人の心を煽るような報道が多いので、どうしても気持ちがそちらに行ってしまいがちで、自分自身の落ち着いた気持ちを持っていかれる事になります。

自分本来の気持ちをしっかりとつなぎとめて、自分自身の正常な心と考える力を維持するためには呼吸法がその一つの手段になります。

これから1か月以上の自粛期間となりますが、是非呼吸法を日課してもらえればと思います。

不安な状況に呼吸法で改善!

 

ワークライフバランスは自分で!

 

あなたも情報発信を始めてみませんか?

情報発信ページを簡単に作成できるツール「カラフル」