50台の呼吸法④夜の呼吸法

50台の夜はリラックスの時間ですね。

毎日の活力を維持するために、夜はしっかりと自分のケアに使いましょう。

ケアの仕方は人によりけりで様々だと思います。

リラックスしない方がいい(色々活動していた方が良い)、という方もおられるでしょう。

私もどちらかというとそのタイプです。

活動している方がストレスが溜まらずに、むしろスッキリするんですね。

しかし、活動していても知らず知らずの内に身体には負担をかけている事も多いものです。

それは例えば首・肩・腰ですね。何かに熱中して活動していても、ケアしていないと負担がかかってくることが多い部位ですよね。

それ以外にも、必要以上に緊張しすぎて筋肉や神経、その他内臓など身体のどこかに負担がかかっている場合も多いと思います。

若い時には良いのですが、50台のあなたは健康維持を意識するならば、毎日のどこかで自分の身体のケアを意識した時間を確保することをお勧めします。

私は、それは寝る前の夜の時間が良いと思います。

私は、一日を振り返って、今日は一日充実していたか、何か良いことがあったか、反省することは、明日何しよう、体調は悪くないか、などなど考えながら自分の内面に意識を向けます。

そして、その際に呼吸法を行います。丹田に意識を向けて、上述した振り返りを行うと色々と前向きなフィードバックが自分の中で湧き上がってきます。

これはお風呂でも実施するとさらに良いでしょう。最高のリラックスの環境ですね。呼吸法も是非一緒に実施してください。

もちろん、寝る前にストレッチや軽い体操を行うのも大いに結構な事ですし、呼吸法も併せて行う事は効果倍増ですね。

最後に、寝る時にベッドや布団に入った時、これが寝る前の呼吸法の時間です。寝た状態の姿勢で何も考えずに、丹田にだけ集中して呼吸法を行ってみてください。

自分の神経が解きほぐされていく感覚が実感できますでしょうか?

スマホをしながら、気付いたら寝ていたというのは最悪の身体への効果です。

スマホは早々に脇に置いて、自分の内面に意識を飛ばしましょう。

お酒もリラックスの助けかもしれませんが、ほどほどに。自分の心が解きほぐれる感覚だけを掴める程度にしましょう。

私は、お酒は好きですが、自分の心がリラックスできる程度の飲酒量をコントロールする様にしています。

そして、いよいよ寝る時には、じっくりとベッドと布団の揺りかごに身を任せて、リラックスしましょう。

この時に、最後の丹田呼吸法を行います。自分の身体の各部位を意識して、一番楽な姿勢を取ります。頭の先から、手足の指先までチェックしながらリラックスできる体勢を取ってください。

そして、ゆっくりと丹田だけに意識をして呼吸します。ゆっくりと特に吐く息に集中しながら丹田に集中します。

わずか数回の呼吸で結構です。それだけで自律神経に良い影響が与えられるでしょう。

是非ともやってみてください。

それが次の日の良質な目覚めへのリセットタイムになります。

 

追伸

最近の私の習慣は、寝る前にバランスボールで背筋を伸ばしています。一日の終わりに背骨をまっすぐに矯正ケアすることで次の日の体調が良くなることに気付きました。

背骨の重要性は今度またご紹介します。

 

 

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不安な時に呼吸法

昨日二回目の緊急事態宣言が出てしまいました。

飲食業界の方をはじめ多くの方々に大きな不安があることと察します。

前回の緊急事態宣言と比べて、気持ちが違うと思うのは私だけでしょうか?

前回の時は未知の不安がありましたが、最初の時にはこれまでの生活や仕事が元に戻る、という期待が高かったと思います。

今回の状況はある程度どのようになるかの予測がつくのですが、それ以上に今後の生活や仕事のあり方の不安が大きいと思うのです。

今回は、元の生活や仕事に戻れるという期待が揺らいでいるのだと思います。2020年に激動のコロナ禍に社会全体が変革を余儀なくされ、それが2021年にもより大きな波で襲ってきています。

社会システムの強制的な変革が行われるのみに留まらず、これからまさに自分たちのところにウイルスの蔓延がじわりじわりと迫ってくる感覚もあります。

ワクチンが出回れば元の生活や仕事に戻れるという期待が、今現時点でなんとなく大きくない気がするのも私だけでしょうか?

これは今の気持ちであって、ワクチンが出回っていけばそうした不安も解消していくのかもしれません。

そのようなどうにも良い気分のしない不安が周囲を取り巻いている状況です。メディアの効果もあるのでしょうが。

さて、こうした状況において、いつもと変わらない自分を保つのも中々難しい事かと思いますが、少しでもいつもの自分を維持するために呼吸法を実践しましょう。

幸いな事に、今は事情がない限りは何かに焦る必要のない時です。これからやってくる予想のつかない未来に向かって、自分を見直す良い機会と落ち着いて考えられるようにしたいものです。

人間、不安になると呼吸が浅くなっていきます。呼吸が浅くなると、脳に十分な酸素が行かずに正常な判断や行動がとれなくなる場合もあります。

そして、それは何も過呼吸や動悸などの表立った病気としての症状だけではないのです。

普通の人でもちょっとした不安による正常な判断ミスが起こり得るのです。その積み重ねて人生が思わぬ方向に行ってしまうのは、顕在化しないだけで、よくあることだと思います。

そうした不安による正常な判断や行動ミスを防ぐために、呼吸法を使った自律神経のコントロールによる不安の解消を自身で実践してみてください。

これはどこででもできます。家でも歩きながらでも、仕事をしていても、寝起きでも寝る前でもできます。出来ればリラックスする環境においてやった方がいいでしょう。

深く呼吸することを心がけてください。そして、吐く息を深く、そして丹田に集中してください。出来たら、自分の両手を丹田に添えると意識を集中しやすいでしょう。

何か判断が必要な時、行動に移る前に、そしてこれからの事を考える時に、1分だけ呼吸法をやってみてください。ちょっとだけ落ち着いて、そして正常な判断を行うことが出来るでしょう。

テレビやメディアでは人の心を煽るような報道が多いので、どうしても気持ちがそちらに行ってしまいがちで、自分自身の落ち着いた気持ちを持っていかれる事になります。

自分本来の気持ちをしっかりとつなぎとめて、自分自身の正常な心と考える力を維持するためには呼吸法がその一つの手段になります。

これから1か月以上の自粛期間となりますが、是非呼吸法を日課してもらえればと思います。

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