【働き方改革】低い!安い!日本の賃金

みなさんの労働の対価である「賃金」は満足のいくものですか?
私は全く満足していません。

常日頃から思っているのですが、
自分の給料が「3倍」になれば、
日々元気よく暮らせるのにと思っています。

あなたの賃金と生活はどうでしょう?

例えば、家族4人で子供が二人とも高校生、
年収1000万の方であったとします。

年収1000万ですと、手取りはざっと720万
月々約50万の手取り月給となります。

そのうち、普通の核家族であれば、
家賃15万、光熱費3万、食費10万、携帯代2万、交際費5万として、
残りは15万ですが、ここから教育費やらでさらにかかります。
果たしてどれくらい月々貯金や余裕があるのかは微妙ですが、
この生活ができるのが日本のサラリーマンの約10%です。

それ以外の90%のサラリーマンは、
それ以下の年収であり、年収300万でやりくりしている
家庭も多いと思います。

300万と言ったら、単純に月収25万です。
この数字で家族4人でまともにやっていけると思いますか?

しかし、これが日本の現実でもあります。
この収入でやっていくしかない家庭も多いのです。

私は、この300万という巷に溢れている数字を
少なくとも3倍にすべきと思います。

1000万の収入は贅沢だ、と感じるかもしれませんが、
私は、1000万の人も2倍、3倍にすべきと思います。

先日、3月19日の日経新聞の一面に、
日本の賃金水準は世界に比べて相当に劣る、という記事が
出ていました。

ここ最近は一定のベースアップがあるのですが、
過去20年間の時給の推移でみてみると、
日本はなんと9%減っているのです。
(OECDによる)

他の主要国は皆上がっていて、
「日本だけ唯一マイナス」なのです。

20年間の推移で、
韓国では、160%の増加
イギリスは、88%の増加
アメリカは、80%の増加
フランスは、70%の増加
ドイツは、60%の増加
です。

日本だけが、「9%減少」です。

なぜそうなったかというと、
企業が賃上げに慎重になってしまったからです。

なぜ、賃上げに慎重になったかというと、
金融危機で賃下げになった後に、将来の危機感から
賃上げに移れない習慣が出来てしまったようです。

それに加えて、高齢化と若者の働く世代の減少が
輪をかけています。

これらの背景から、賃上げがなく長時間労働ばかり
はびこり働き手のモチベーションは上がらず、
生産性が下がっていくという悪循環があるのです。

私自身も、昔のような働く事に対するモチベーション
が高いとは言えません。

色々な現場でも、
「仕事がつまらない」
「行きたい部署がない」
「良いところがあれば転職したい」
という声や気持ちが聞こえてきます。

社会全体がこのような気運に包まれているので、
賃上げという方向に動くことすらないのです。

このままではあなたの理想のライフは永遠に訪れません。

まずは、このような日本の状況を日本人がもっとよく
理解して、我々、あなたの置かれている状況も理解した
方が良いでしょう。

日本に今蔓延している、この賃金の低さの状況を
これが低い、安い、と思っている人も多いでしょうが、
それにもはや慣らされている状態になりつつあることを
考えると非常に恐ろしいですね。

そんな日本が海外と競争して勝てるでしょうか?

賃金と生産性は、鶏と卵の問題とも言われるようですが、
生産性を上がるのを待ってから賃金を上げるのでは、
遅すぎます。

今は、まず賃金を上げて、日本の社会を正常に戻す事が
先決でしょう。

参考文献


意識を変えて家で仕事しましょう!

 

あなたも情報発信を始めてみませんか?

情報発信ページを簡単に作成できるツール「カラフル」

 

テレワークのストレス解消に!自分管理のための書!