50台から呼吸法⑮運動の効能

50台になると確実に体力や身体の変化を感じるようになりますね。

個人差があるのかもしれませんが、どうしても30台や40台のようにはいかなくなることは事実として受け止める必要があります。

それに、女性であれば更年期の症状も出てくると思います。私の妻も頭痛や肩こり、背中の痛みなど、更年期と思えるような症状が色々出てきており、単なる不調なのか季節性のものなのか、よくわからない事もあり、どうしてもうやむやになってしまいますね。

男性は女性に比べて更年期症状は少ないようですが、それでも私自身疲れやすくなったり走るのが億劫になったり、前はなかった頭痛の症状が出てきたりしています。

こうした身体の変化を放っておかず、前向きにしっかりと向き合う事が大事ですね。

50台は肉体だけではなく精神的にも変革期であると言えます。子供がいらっしゃる世帯では独立したりと変化の時期となる場合も多いでしょう。ご自身も仕事の上で、昇進したり転職したりと変化が目立つ時期になっていくのではないかと思います。

多くの方が感じられているかどうかわからないのですが、「人生の折り返し地点」であるとは良く言われていますね。寿命100歳としたらまさにその通りです。

人生折り返し地点である50歳に、私は最近運動を開始しました。

妻とも一緒に話していたのですが、今50歳の時点で運動するかどうかで今後の健康の分かれ道になると思ったからです。

このまま何もしないと脇腹には脂肪がたまってきています。事実ここ数年私のLDLコレステロール(血中の中性脂肪率)は明らかに悪玉コレステロールが高い事を示しています。

元々食べることが好きな私は、時間があると食べ物を探す癖があります。そして、おやつとして食べて、またお昼や晩御飯を食べる。お腹いっぱいになっても食べてしまう癖もあります。

そして、お酒も好きです。そんなに強くないのに飲みたがる。そして、最近では少し飲みすぎると二日酔いどころか三日酔いまでするようになってきました。

ですので、お酒も暫くやめることにしました。

実は既にお酒を断ってから、1~2か月経っていますが、コロナ禍の緊急事態宣言もあってお酒を飲む雰囲気ではなく健康志向なこともあり、全く苦ではありません。このまま数年断酒してもいいくらいかと思っています。

ともかく、まずは食の見直し(前みたいに暴飲暴食しない)お酒を控える(1,2年禁酒)を続けていきたいと思っています。

その上で運動です。今はランニング天国です。平日でもテレワークでなまった身体を鍛えなおすべく昼間におじさんたちも走っています。

私も、平日は少なくとも1万5千歩を目標に歩くかランニングをするようにしています。先週の目標は達成しました。

そして、腹筋60回とブリッジを10秒3セットを日課にしました。これも今のところ続いています。

さらにさらに、これらの運動に対して、呼吸法を合わせて実践しています。

ランニングの際に丹田を意識した呼吸法を合わせることによって、ランニング時の姿勢を意識して、身体の重心も意識しながら走ることが出来ます。ゆっくりでも、正しい走りを意識出来るのです。

呼吸のリズムもつかむことによって、疲れやペース配分にも気を配ることが出来るのです。ランニング中の一定の呼吸のリズムづくりは効果が大きいと思います。漫然と走ると達成度や次への目標が設定しずらくなります。

呼吸法を活用することで、運動の自己管理にも役立つことを知っておくとよいでしょう。

腹筋はもちろんおじさん体型の改善に向けてですが、もっと実際面で筋力の低下の実感は恐ろしいものです。筋力の復活を願いながら、自分の筋力増加を願う部位を意識しつつ筋トレも行いましょう。

「俺の筋肉頑張れ!」と願いながら頑張るのです。これ長続きしますよ。

あと、おやつが食べたくなったら。これは運動にすり替えましょう。食欲は身体を動かすと消えます。すり替え作戦は良いです。食事はちゃんと食べるべきですが、間食は少しであればいいのですが際限なく食べてしまうのを抑えるために、散歩するとか筋トレするとか、食欲を別な作業にすり替えてしまうのが最も効果的だと思います。

こうしたいくつかの私の実践しているちょっとしたテクニックなども共有させていただきましたが、皆さんの方がより効果的な技をお持ちかもしれませんね。

いずれにしても、50歳の節目にあなたも呼吸法の実践と共に、健康を見直してみませんか?

これからのあなたの人生を確実に変えるための習慣を考えて、そして実践していきましょう!

あ、今度職場の健康診断が7月にあります。ここで私の改善結果も紹介出来ればと思います。実践の結果を数値で示せればと思っております!

ちょっと不安・・・ですが。

50台からも間に合う!ライフスタイルを改善する呼吸法!

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SDGsのアジア太平洋地域での進捗状況

先日、仕事の関係でESCAP(アジア太平洋経済社会委員会)の統計部門長の方と国際会議で一緒にSDGsの関係でお仕事する機会がありました。

その際に、統計部門長の方から発表があった「アジア太平洋地域でのSDGs進捗状況」という報告が目を引きましたので、その概要を記したいと思います。報告書の和訳版は以下のリンクをご参照ください。

アジア太平洋SDG進捗報告書2021(日本語版):出典ESCAP(IGES訳)

この報告書は2019年以降毎年ESCAPから発行されており、日本語訳も地球環境戦略研究機関(IGES)が和訳したもののリンクがついています。ここでは概要を述べるにとどめたいと思いますが、興味深い結果がいくつか述べられています。

アジア太平洋地域では、今後加速された行動なしでは、2030年までにSDGsを10%程度しか達成できないかもしれない。

図1.2021年アジア太平洋域におけるSDGs達成状況の概観(字が潰れて見ずらいので、ここから英語の最新状況をオンラインで確認できます。ナショナルSDGsトラッカー)(出典:ESCAP・IGES「アジア太平洋SDG進捗報告2021」より)

これが一番大きなメッセージになるのですが、上の図1を見ていただければわかるように、ゴール3(健康と福祉)や9(産業と技術革新)などのゴールは大きな進捗がみられ、ゴール1(貧困撲滅)、2(飢餓ゼロ)、4(教育)、10(不平等解消)、17(パートナーシップ)などもそこそこ進捗しているのですが、全てのゴールで2020年までに達成しているべき度合いに届いていません。

また、ゴール13(気候変動)と14(海の豊かさ)は後退しているものと評価されています。気候変動の達成がほとんど出来ていないという状況は大きな課題ではないでしょうか?

また、コロナのパンデミックによって多くのゴールが影響を受けていますが、逆にこうしたパンデミックを乗り越えようとする野心がSDGsの達成を後押しする力になるとも言われています。

一方で、17のゴールと169のターゲットの進捗度合いを測定するための231の指標(インディケータ)のデータが不足していることが大きな課題として挙げられています。指標のためのデータが不足しているので、ゴールとターゲットが達成できているのかどうかわからないという状況なのです。

図2.アジア太平洋域におけるSDGsターゲットの予想される進捗(字が潰れて見ずらいので、ここから英語の最新状況をオンラインで確認できます。ナショナルSDGsトラッカー)(出典:ESCAP・IGES「アジア太平洋SDG進捗報告2021」より)

上の図では169のターゲットにおいて、進捗が良好(緑)、不十分(黄)、後退(赤)、測定不能(灰)を示しています。進捗が良好なのではわずか169のターゲットの内、9のみということになります。

この図で注目したいのが、ターゲットの進捗が不十分(黄)が多いのもあるのですが、測定不能(灰)も約40%あるということです。ターゲットの達成度を測るためのデータが不足しているのです。

図3.アジア太平洋域におけるSDGs指標の測定データの利用可能性(ここから英語の最新状況をオンラインで確認できます。ナショナルSDGsトラッカー)(出典:ESCAP・IGES「アジア太平洋SDG進捗報告2021」より)

上の図からわかるように、ゴール5(ジェンダー)、11(都市)、12(消費・生産)、13(気候変動)、14(海の豊かさ)、16(平和と公正)、17(パートナーシップ)などでデータ不足あるいはなしの度合いが大きい事がわかります。ざっと言うとジェンダーと環境分野での測定データが少ない事がわかります。

アジア太平洋地域の国々のデータは、国連経済社会局(DESA)統計局が管理するグローバルSDGs指標データベースから抽出したものです。

このデータは各国の統計局や国連機関から必要な情報が提供されていくのですが、必ずしても各国が一様にデータを提供できる能力があるとも限りません

途上国はデータ取得すらままならない事もあると思います。指標によってはデータ取得に労力やお金がかかるため難しいことや、そもそも指標に使うためのデータをどうやって取ってよいかわからない、という状況もあるのです。

特に、環境の状況を測定するデータは範囲が広いため、広大な国で途上国である国ほど測定が難しくなります。

ちなみに、日本は総務省の統計局がNSO(National Statistic Office)として指標のとりまとめと監視を行っています。

Japan SDGs Action Platform

このプラットフォームでは、SDGsグローバル指標をクリックすると、各指標のデータが表示されます。これを見ると、表示できるデータが意外に少ない事がわかります。

測定するための指標のデータは国際的にメタデータとして手法が決まっています。それに基づいて各国が自身でデータを取得して、手法に基づいて計算を行い指標を算出するのです。

国連のSDGs指標の算出方法(メタデータ)(英語)

これを169の指標全てに行うのは相当大変な作業です。元となるデータは統計情報が主となりますが、それだけでは足りずに新たに地理情報データや地球観測データ、国土数値情報や様々な環境データなどが必要になっているのです。

こうしたデータをどう集めていくのか?そして、それをどのように正しく補正して、他の統計情報などと一緒にメタデータに基づいて算出出来るのかが大きな作業になっています。

こうした課題に、今私も仕事の一環として取り組んでいます。

以下、ESCAP統計部長とアジアの4か国の統計部局の関係者と開催したシンポジウムのリンクは以下の通りです。

アジアオセアニアGEO(AOGEO)シンポジウム(中でSDGs特別セッションとして開催しています)

 

ちなみに世界的な進捗報告の概要は、以下の国連大学のサイトでご覧になれます。

SDGs報告2020(国連大学)

また、SDGsの進捗に関する報告書が以下から出ています。この報告書は持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN:Sustainable Development Solutions Network)とベルステルマン財団(Bertrelsmann Stiftung)によって作成されたレポートです。

Sustainable Development Gaols Report 2020

この報告書によれば、日本は世界での進捗順位で17位に入っています。特にゴール5、13、14、15、17の指標において進捗が悪いと評価されています。

さらに、他の地域はどの程度の進捗なのでしょうか?

ラテンアメリカ・カリブ地域: 報告できる指標は約31%(2019年)

アフリカ:データ不足をSDGs実施の主な課題と回答した国の割合は82%(2020年)

米国:244指標のうち報告できる指標は41%(2021年)

欧州:EU独自の指標セットを作成。国連が定めるグローバル指標と整合するのは、67指標。

こう見ると全体的に進捗が悪いですね。

2030年までにSDGsはどこまで達成できるのか?

現状ではかなり難しい様相を呈していますが、これから我々がどこまで加速していけるかは、我々の意識とリテラシーの向上と行動にかかっているのですね。

出来るところから進めていく、という基本を見直し、無理のない範囲でやっていく事を忠実に実行していくのが大切だと改めて思いました。

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