子供を海外の大学に入れる方法⑦親の影響

私が、自分の二人の子供たちを海外の大学に入れようと決めた背景には、自分の子供の生い立ち、そして子供たちへの親の影響を振り返る必要があります。

子供の生い立ちも親が与える環境に影響されるので、親の影響は多大です。当たり前ではあるのですが、親の責任というのは想像以上に大きいのです。

その親も、自分の両親の環境で育ってきているので、それぞれが様々な地盤ベースになります。

両親は父親と母親は別の環境で育ち、出会い、結婚するので、色々な文化の違いから衝突も発生しますでしょう。

そうした困難を乗り越えて、自分たちの新たな家庭を築き、子供たちを育てていく環境を整えていく事になります。

現代は、こうした基本的な考え方すら見えにくくなってきているような気がします。離婚がもはや当たり前の様になり、それが許容される社会にもなってきています。

生きていく上での基本を履行しないまま、ぱっと見派手な裏技ばかりが流行る社会に最近実はあなたもうんざりしていませんか?

私を含む平民がメディアによって俳優になった気になってしまうのも怖い幻想です。

学校では「家庭の上手な築き方」は誰も教えてくれません。ましてや「子供の上手な育て方」は千差万別です。

正解のない世界に誰もが取り組み、試行錯誤して苦しみながら子孫を残し、次の世代につないでいくのが人間です。

そうした前提の元で、自分たちの子供をどのように育てたいか?何を子供に伝えたいか?そうした熱意は親であるあなたはどう思われますか?

私が一番伝えたい自分の子供たちへのメッセージは「どんな時でも生き抜く力を見つけてほしい」というものです。

私は、何も取り柄のようなものはなく、自分の二人の子供たちに何も残してあげるものはありません。遺産はあてにしてほしくないし、私自身が何か子供に自慢出来るようなものがあるわけでもありません。

私が子供たちに与えてあげられるのは、日々の安定した生活、そして未来への希望だけだと思っています。そこだけは確実に絶やさないようにしておきたいと考えています。

それ以外にも日々子供たちに具体的にこれは良いとか良くないとかの相談やサジェスチョンは与えますが、それ以上に干渉することはしないようにしています。

親が特別なスキルや思い入れを持つ人たちが羨ましいと思うことはあります。そして、そうしたスキルや情熱を子供に小さいころから伝えるのも羨ましいです。

両親が共に東大生、オリンピック選手だった親、有名音楽団の親、などの話を聞くたびに私自身が何も子供に能を与えてあげられないもどかしさを感じます。

しかし、これは贅沢な悩みであって、そんな一握りの天才にならずとも、心を豊かに子供を育てていくために、親の愛情をしっかりと維持することがなによりも優先されることが基本であるわけです。しかしながら、その基本を忘れて私も羨ましい方に向きがちなのです。

子育ても基本に戻ることが必要であり、子供の安全と健康を守り、自立を促すことが子育ての基本であることを忘れないようにしたいと改めて思うところです。

さて、私自身は色々ふらつきながらも、なんとかその基本だけは守り通して、子供たちを育ててきたつもりですが、本当に健康で良い子に育ってきてくれたと思っています。そして、それは妻の影響が大きかったと思っています。

私と妻は、本当に別世界の環境で育ち、考え方も異なります。そうした両親を持つ子供はさぞかし混乱したかもしれません。

喧嘩しているところもたくさん見たでしょう。そうした影響もあり子供が我々両親を心配することも頻繁にありました。

そうした中で、20年以上も大きな問題もなく育て来てくれた恩恵は妻のおかげだと思っています。

私の妻は、商売の家の出身で、サラリーマン家庭で育った私とは環境が違います。性格はおおらかで真面目、おしゃべりが大好きでとにかく前向きです。

私はどちらかというと引っ込み思案で、あまり自分のことを話さず、寡黙を良しとするタイプでした。

そんな二人がどうして結婚したか、自分たちにも振返ってみると不明な点が多い?のですが、それでも20年以上一緒にやってきたと思うと凄いことだとも思います。

私の妻は、子育てには私以上に信念を持って取り組みました。私はどちらかと言うと大らかに腕白に育ってほしいという方でしたが、妻はしっかりとその場その場での道筋を決めていきました。

今回の海外留学についても、妻の意見は大きかったです。日本の大学を受験し、全ての大学に蹴られてしまった長男・長女は海外への留学の決意をさせたのは妻の後押しは大きいものでした。

これからの日本は自国の大学では世界に立ち向かえなくなる。海外の大学で生きていけるように子供達には頑張ってほしい。日本の大学入学に失敗したのをすぐに次のアクションに変えていく強さは妻ならではのものでした。

普通であれば、海外の大学への留学は相当慎重になるところだと思います。しかし、私も妻も海外滞在経験もあったため、その敷居は低かったとも言えます。

子供達もスイスでの2年のインターナショナルスクールでの経験は、海外での学習に対する敷居は低かったものと思われます。

こうしていち早く、我が家の海外の大学への挑戦が決まったのは、そうさせるような運命の導きもあったと思うのです。

次回は、子供達の幼少期からの生い立ちを振り返りたいと思います。

 

ライフスタイルを改善する呼吸法!

あなたも情報発信を始めてみませんか?

情報発信ページを簡単に作成できるツール「カラフル」

ワークライフバランスは自分で!

 

子供を海外の大学に入れる方法(3)

あなたはご自分の子供の能力に期待し過ぎてはいませんか?

自分の子供に対して、自分かそれ以上に能力があるはずだ、と先入観を抱いていませんか?

私もその一人でした。しかも結構ずっとの間でした。

親バカ以外の何者でもないのかもしれません。しかし、親として子供に色々な意味で期待はかけたくなるものです。

そうした期待が子供にとってはどれだけ負担になっていることか、そのせいで本来伸ばせる能力が押さえつけられてしまっていたことか。

悪い方に考えたくはないし、親は子供の生き方に責任を持つ以上、何かしら親の価値観も必要です。

日本においては受験が高学歴から待遇の良い社会に入るためのステップである以上は、そこに身を投じて、その中で勝ち残っていく必要があります。

私は、自分の子供にはその中で自然にその道に行けるものと、漠然と考えていました。

妻は、もっと現実派で、今の受験事情は我々が経験してきた時とは違っていることを察知し、現代にあった教育を受けさせるために高額な塾に幼いころから通わせました。

しかしながら、良い塾、高い塾に通わせていれば子供は頭が良くなるのではありません。

子供に人生の生き方を真剣に見せて学ばせてあげられるのは親だけです。学校の先生や塾の先生も大切な師匠ですが、生き方の基盤は親が示すのです。

その生き方の基盤をどれだけ親が与えて、人間形成の土台があるかがその後の勉強の過程にも大きく響く事になるのだと思っています。

さらに、親からの教えをスポンジの様に吸収する子供と、嫌々ながら吸収しようとしない子供では、結果は明らかでしょう。

多くの場合、この関係をどのように築くかが子供の成長にも大きく影響していると思います。

私の場合は、子供に対してもっとこうしてあげたら良かったとかの反省の日々です。周囲の親の成功事例が羨ましいですし、どうしてそうできなかったのだろうと後悔がたくさんあります。

私には1男1女おりますが、二人とも大学受験は全敗してしまいました。その結果もあって今海外の大学の予備課程に入学しました。

今まさに、この選択に向けて私も妻も全力で子供たちの支援に取り組んでいます。

幼いころ十分に子供にしてあげられなかった親からの教育を、今一緒になって取り戻すような感じです。

そして、そのためには親も一生懸命勉強や資金の手当てに奔走しなくてはいけません。

その先に何があるのかわかりませんが、私たちはそれが子供将来だけではなく、新たな日本の教育のあり方にも一石を投じられるものになるつもりでやっています。

これから、これまでの子供の教育の過程と、海外の大学に入るまで、そしてその後の過程を描いていきたいと思います。

 

丹田呼吸法で健康を維持する方法を紹介

 

ワークライフバランスは自分で!

 

あなたも情報発信を始めてみませんか?

情報発信ページを簡単に作成できるツール「カラフル」