子供を海外の大学に入れる方法(6)リモート留学

今年長男は二十歳になりコロナ禍において成人を迎えました。長女は来年成人します。誕生日がわずか1日違いの年子というなんとも近い兄妹ということもあり、二人とも仲が良いのですが、ライバル心もあるようです。

長男は1年間のニュージーランドでの修業期間(予備校期間)を経て、オークランド大学の経済学部に入学することが出来ました。本人も親元から離れた環境で、初めての一人での海外暮らしで、なおかつコロナのロックダウンも経験しながら勉強に励み、無事に合格基準に達しました。

ニュージーランドの大学では、日本の様に入学試験がある訳ではなく、予備校の合格基準に成績が達すれば良いわけですが、それでも英語はiELTSが6以上、それ以外の希望する学科の試験の正式が7割以上取れていないと合格ににならないので、普段から勉強は一生懸命しておく必要があります。

日本からニュージーランドの大学に入学するには、必ず現地の予備校での準備期間が必要になります。そこで一定の成績を出して大学に入学が許可されます。入学すると一部の法学部等の高度な専門知識を必要とする学科を除き、3年で卒業することになります。なので、日本の4年間での大学生活と期間的にはそれほど変わりません。

長男の場合、英語に興味があり以前から勉強をしていて、渡航前のiELTSは5.5ありました。しかしながら、経済学部の専門課程を学ぶための経済や統計等の専門科目は日本との教え方からして違うので、事前の予備校学習が必要であり、その勉強に苦労しました。

ここがポイントで、日本の予備校は受験戦争を勝ち抜くための勉強になりますが、ニュージーランドの大学に入るための予備校は大学に入ってからの勉強を行うための勉強になるのです。

当たり前と言えば、当たり前の事ですが、受験生からすると目的意識が全く異なります。もちろん、日本の予備校でも大学に入ることの目的がしっかりしているのであれば、受験のみならず大学での勉強をしっかりするために準備するのでしょうが、昔から日本の受験は受験のための勉強になっている場合が多いのではないかと思います。

かく言う私もその一人でした。学生は苛烈な受験戦争を勝ち抜くのに精一杯です。まずは大学に入らないと始まらないので、受験のための勉強にならざるを得ない人が多いと思います。

つまり、日本の大学は入るまでの壁が高すぎるです。そして、入れず第二志望、第三志望を選択せざるを得ない学生が多くいると、失望感と人生に対するモチベーションが下がる学生の方が統計的に多いのではないでしょうか?

やはり、大学入試の改革は急務だと思います。日本の将来を考えると人材が最優先であることは否定できないと思います。

私は、一番大きな問題は、受験戦争で日本人の優秀な人材の多くのモチベーションが大学に入ってからきちんと維持できているかどうか?かと思います。

長男は、オークランド大学に入るための能力を測るための予備校に入って、そこで規定の能力に達する事を目指しました。一刻も早く大学に入って勉強したいというモチベーションが高く日々勉強に励んでいました。入るまでの一年間はそれこそ受験勉強に相当するように毎日勉強漬けだったようです。

長男はこれからの大学生活に向けて勉強を第一に頑張る意欲に燃えています。全くの学生の本分かと思うのですが、この当たり前の事が日本の大学生にどれほど浸透しているのでしょうか?

しかし、今回のコロナで学校教育も大きく変わると思われます。

その一つがオンライン授業です。今回ニュージーランドはコロナでロックダウンにより鎖国しました。ご存じの方も多いかと思いますが、欧米の大学は大変多くの留学生を受け入れています。その多くが中国人です。

昔は東洋系では日本人が多かったですが、今は完全に少数派です。中国人の海外進出はもはや世界規模であり、あらゆる場所に進出しています。ニュージーランドも大変多く、大学の予備校も大半が中国人なのです。

しかし、今回のコロナにより中国人が相当多く自国に戻りました。そうなると困るのは大学や予備校の経営です。今まで顧客の大半であった中国人をはじめとする外国人がいなくなると、大学と予備校の経営が成り立たなくなります。

幸いな事に、オンライン授業はそれを救いました。そして、いち早く自国に戻っても大学にオンラインで履修できるようになっています。予備校も同じです。今年からニュージーランドの予備校に通おうとしていた方がコロナで渡航できなくなりましたが、日本から全てオンラインで現地の予備校の課程を履修し、一度もニュージーランドに行くことなく無事にオークランド大学に入学することが出来ました。

こうした状況で、欧米の大学はいち早く海外の留学生への対応を行っています。これに意味するところはなんでしょうか?これの意味するところは、「日本にいながらにして海外の大学に入学できる様になってきた」ということです。

そうなると、これまで日本の大学しか選択肢のなかった状況が、海外の大学の入学も視野に入ってくることになったということです。もちろん、まだまだ前途途上の段階かと思いますが、それでもコロナで世界がそういう風に変化していることをまだ多くの日本人が知らないのではないでしょうか?

これまで海外の大学に行くには、言葉の壁、文化の壁、渡航の壁、資金の壁、などがありましたが、渡航の壁が今取り払われようとしています。そして、文化の壁もその場に行かなければ相当半減できます。

日本の教育は内からの改革は相当な時間と労力がかかるでしょう。しかし、これからやってくるオンライン教育の黒船は、日本への容赦ない改革を迫ってくるのではないでしょうか?

長男は今日本におりまして、まだまだニュージーランドに戻るのは先があるでしょう。オークランド大学は海外からのオンライン授業を可能としましたが、コロナが収まりニュージーランドに戻ってきたら現地での就学もすぐに対応可能とのこと。

当面、1年間は日本でのオンライン授業になりそうですが、その後はニュージーランドに戻る事を予定しています。

この1年間の長男の大学入学の出来事を見てきて、これから起こる大学改革の予感を書き留めておきたいと思います。

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子供を海外の大学に入れる方法(3)

あなたはご自分の子供の能力に期待し過ぎてはいませんか?

自分の子供に対して、自分かそれ以上に能力があるはずだ、と先入観を抱いていませんか?

私もその一人でした。しかも結構ずっとの間でした。

親バカ以外の何者でもないのかもしれません。しかし、親として子供に色々な意味で期待はかけたくなるものです。

そうした期待が子供にとってはどれだけ負担になっていることか、そのせいで本来伸ばせる能力が押さえつけられてしまっていたことか。

悪い方に考えたくはないし、親は子供の生き方に責任を持つ以上、何かしら親の価値観も必要です。

日本においては受験が高学歴から待遇の良い社会に入るためのステップである以上は、そこに身を投じて、その中で勝ち残っていく必要があります。

私は、自分の子供にはその中で自然にその道に行けるものと、漠然と考えていました。

妻は、もっと現実派で、今の受験事情は我々が経験してきた時とは違っていることを察知し、現代にあった教育を受けさせるために高額な塾に幼いころから通わせました。

しかしながら、良い塾、高い塾に通わせていれば子供は頭が良くなるのではありません。

子供に人生の生き方を真剣に見せて学ばせてあげられるのは親だけです。学校の先生や塾の先生も大切な師匠ですが、生き方の基盤は親が示すのです。

その生き方の基盤をどれだけ親が与えて、人間形成の土台があるかがその後の勉強の過程にも大きく響く事になるのだと思っています。

さらに、親からの教えをスポンジの様に吸収する子供と、嫌々ながら吸収しようとしない子供では、結果は明らかでしょう。

多くの場合、この関係をどのように築くかが子供の成長にも大きく影響していると思います。

私の場合は、子供に対してもっとこうしてあげたら良かったとかの反省の日々です。周囲の親の成功事例が羨ましいですし、どうしてそうできなかったのだろうと後悔がたくさんあります。

私には1男1女おりますが、二人とも大学受験は全敗してしまいました。その結果もあって今海外の大学の予備課程に入学しました。

今まさに、この選択に向けて私も妻も全力で子供たちの支援に取り組んでいます。

幼いころ十分に子供にしてあげられなかった親からの教育を、今一緒になって取り戻すような感じです。

そして、そのためには親も一生懸命勉強や資金の手当てに奔走しなくてはいけません。

その先に何があるのかわかりませんが、私たちはそれが子供将来だけではなく、新たな日本の教育のあり方にも一石を投じられるものになるつもりでやっています。

これから、これまでの子供の教育の過程と、海外の大学に入るまで、そしてその後の過程を描いていきたいと思います。

 

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子供を海外の大学に入れる方法(1)

お子さんを持つ親御さん。日本の教育に不安がありませんか?

自分の子供が将来日本で安定した収入を得て行くことが出来ると思いますか?

コロナ禍で就職希望上位にいた航空会社も多額の負債を抱え、バイトを探すという何が起こるかわからない世の中に、あなただけではなく、あなたの子供をどう育てたいですか?

日本の教育の改革が叫ばれていますが、遅々として変わらない教育システムに業を煮やす方も多いと思います。

私も日本の教育システムへの将来への不安を大いに感じている一人であり、自分の二人の子供を現在欧米の大学への進学に向けて奮闘しているところです。

日本の教育の最も悪いところは「大衆迎合」であると思っています。これは何も教育に限った事ではありませんが、とかく日本は右に倣えが好きな民族です。

大衆のコンセンサスを制度化し、それを規律として社会に馴染ませていく事が良しとされています。日本は調和の取れた単一民族と言われるように、一律であることのスタイルが染みついて好きな民族だと思われます。

しかし、世界は様々な多様性がもはや標準です。自分の生き方は敷かれたレールではなくなりつつあります。自分で先の見通しを考えながら、自分で自分の人生のストーリーを描き進んでいく「生きるための自分自身の船頭能力」が必要になっています。

こうした力は今の日本の教育システムでは、残念ながら望むべくもありません。教科書をひたすら暗記し、塾の教材と試験テクニックを習得するのに一日の大半をかけて受験生の人生を過ごした結果、大学入学のテクニックは万全となるかもしれませんが、人生の海原を漕いでいくには如何に幅が狭いかと思わざるを得ません。

日本の教育システムを糾弾するつもりはないのですが(実際はせざるを得ませんが)、日本には日本の事情もあります。それはまた追々述べていきたいと思います。

しかし、こうした現実から自分の子供をどう育てていくか?

私は、幸運な事に、自分の子供たちを早くから海外の経験をさせてあげることが出来ました。そして、大学は海外の学校を目指してもらいたいと思っています。

そのための、親子の体験と様々な想い、障害、苦労などをご紹介していければと思います。

更新は不定期になるかと思いますが、これからの日本の社会にも深く関わってくることでもあるので、是非とも情報共有出来ればと思います。

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