50台から呼吸法⑭指先と足先を意識する

呼吸法を行う際に、あなたの指先そして足先を意識してみましょう。

これはどのような効果があるのでしょうか?

まずもって、あなたは日々の暮らしにおいて、ご自分の指先を意識していますか?

おそらくほとんど意識しないのではないでしょうか?

一度、お風呂やトイレ、あるいは寝る前などに、ゆっくりと丹田を意識した呼吸法を行いながら、同時にあなたの手足の指先に意識を与えてみて下さい。

息を吐く際に特に意識して、最初に手の指先に意識をしてみてください。

そして、次に息を吐く際に、今度は足の指先を意識してみてください。

これを2,3回繰り返してみて下さい。

どうでしょう?

なんの変哲もないでしょうか?

何か、少し、微妙に、あなたの身体が変わりはありませんか?

ほんの少しの微妙な変化・・・

これを意識してみてください。

この手足の指先に意識を集中するという作業は、あなたの身体の「気」を意識するというものです。

丹田による呼吸法は、自分の身体の丹田に「気」を溜める動きです。

そして、息を吐く際に、指先に意識を集中するという事は、丹田に溜めた「気」を手足に流していくという作業になります。

つまり、「気」の流れを自分の体内に起こし、循環させるためのものなのです。

「気」とは何かというものは、私自身知識や熟練した経験があるわけではありませんので正確に述べることは出来ません。

しかしながら、私は「気」というものは、人が万人に共有的に理解できるものではないと思っています。

自分で気付いて、実感し、そして日々体感し、自分の中で熟達すべきものだと思うのです。

その自分で「気」を体感するための方法として、丹田呼吸法と手足の指先への集中法が良いと思うのです。

これを毎日少しづつで良いので実践します。そうすると、段々と「気」の体内循環が形成されていきます。

それと同時に丹田に溜めた呼吸と「気」がうまく循環していくのです。

この方法をやってみたいと思うかどうかはあなた次第です。もし、やってみたいと思う方は、暫く続けてみて下さい。

一番、自分の身体と向き合う事の出来る方法です。

そして、さらにこれが進んでくると、不思議と自分の身体の色々な部分に対して興味が湧いてきます。

例えば、あなたが普段意識しない「脇腹」とか「足の小指」とか・・・

こうした自分の身体の普段意識しない部位に意識が行くことがあります。

私は、この事は大変重要な気付きだと思っています。

このことをもう少し進めて考えていくと、

例えば、自分の身体の内臓にも意識を向けることが出来るのではないか?

肝臓、すい臓、大腸、小腸、脾臓、などなど、自分では普段コントロールできない臓器や知覚出来ない臓器や体の部位に対して、「気」を送り込むつもりになるのです。

目を閉じて、自分が意識して「気」を送り込みたい臓器や体の部位に集中してみてください。

丹田で溜めた呼吸「気」をゆっくりと息を吐きながら、狙いの臓器や部位に意識を集中するのです。集中するために目を閉じると良いでしょう。

さらに言うと、この呼吸法と身体への集中法は、ゆっくりとした身体の動きと共にやると効果的でしょう。

この「気」を意識した身体の動きというもので有名なものは太極拳でしょう。

私は太極拳をやっていませんが、他の武術でもいいかもしれません。

武術でなくても、色々な自分にあった身体の動きを試行錯誤してもいいと思います。

自分の身体ほど深淵なものはない、これに気づいてほしいのです。

それが、あなたの心と身体の不安を和らげる、日々の技と実感できれば最高ではないでしょうか?

丹田呼吸法と指先集中法

是非、一度試してみて下さい。

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