朝起きた時に身体が痛くないですか?
丹田呼吸法は「まず初めに朝起きた時」にやってみてください。
”続けることで”一番効果を実感できるようになります。
50台にもなると、朝起きた時に身体の節々が痛く感じることがありますよね。
私もあります。
30台から40台、40台から50台になるにつれて、身体の節々の不具合が増してきます。
特に、腰、肩、首は多くの人たちが問題を持つことになります。
私も起きた時には、腰が重く、首と肩が凝っています。
そうした朝起きた自分の身体の不具合を皆さんはどうしていますか?
凝ったり、痛くなったりした症状を放っておいていないでしょうか?
そうした毎日の症状を放っておくと、それが積もり積もって、ついには身体が耐え切れなくなった時が発病です。
私は、それらの日々の積もっていく身体の不具合を呼吸法で解消していく方法を提唱したいと思います。
しかしながら、呼吸法だけで腰の痛みが解消できるの?という疑問があるかと思います。
答えは「できません」です。
私が提唱するのは、呼吸法で「あなたの腰の不具合を感じ取り、症状を理解する」ということです。
そんなの意味あるのか?普通に腰が痛ければわかるじゃん、と言われそうです。
そうかもしれません。しかし、その腰が痛いのは既にかなり悪い状態であると言えます。
往々にして、「腰がなんとなく重いとか痛い」という状況は放っておかれがちです。特に忙しいと忘れ去られてしまい、ケアがなされることはないでしょう。
私は、そうした「腰になんとなく違和感がある」的な状態を日々感じて治していく事を言っています。
その方法をお話しします。
まず、朝目覚めます。この時に呼吸法を行う癖をつけます。
朝目覚めた時に、丹田に集中して深く息を吸い込み、そして長く吐き出してみましょう。寝たままで結構であり、寝ぼけ眼のままで結構です。
しかし、「丹田に意識を集中した呼吸を行う事」だけ忘れずに実践してみてください。
2、3回深呼吸をするのと同じ要領ですが、丹田に意識を集中するのとしないのでは大きな違いがあるのです。
それは、「あなたの身体に自分の意識を向かせるかどうか」という事になります。
単なる深呼吸であれば、誰でもできます。しかし、それでは意識は自分の身体に完全には向けられません。
丹田に意識を集中することで、あなたの意識はあなたの身体の内部に一瞬向けられます。
その一瞬を逃さずに、そのままあなたの意識を自分の身体に向けておきます。ここがミソであり、丹田呼吸法のコツです。
その意識の状態のまま、ゆっくりと自分の身体を探索する意識を持続します。
ゆっくりと、自分の身体の今日の調子はどうか?寝たまま調査するのです。身体に痛いところがないか、違和感があるところはないか、その他の異常はないか、などなど、じっくりと感じ取ります。
こう書いていると、おそらくどうやってやるのかよくわからない、と思われるかもしれません。
実際のところこういう意識を自分に向けるという感覚を得るには時間がかかるかもしれません。
そこで、まずはそういう気になったつもりでやっていただくのがいいと思っています。
実際、丹田呼吸法は「そういう気になるだけ」なのかもしれません。私はそれでもいいと思っています。何も感じずにいるよりは良いのです。
さて、自分の身体を寝たままチェックし終わったら、腰が重いなと感じたとします。
そうしたら、さらに今度はどういう風に重いのか、痛みがあるのか、単純に筋肉が張っているのか、骨に異常があるのか、筋か、などなどさらなるチェックに想いを馳せます。
周囲にも注意して背中、お尻、肩、足などの状態も考えます。そうした、「総合的な寝たまま自己診断」を行う間、ずっと丹田呼吸法を続けましょう。
段々、目が覚めてきている事と思います。そうしたら、まだ寝ていていいのですが、次にこの後の行動を考えます。
なんとなく腰が重いけれど、(あなたが会社員の場合)このまま起きて普通に会社に行くか、それとも何か手立てを打つか、という事に想いを馳せます。
普通に会社に行く、というのは急いでいるのであれば分かりますが、丹田呼吸法をやっていれば、おそらく何かしら手立てを打つという考え方に傾くでしょう。
その後の対策は、ご自分で考えてほしいのですが、少なくとも何も対策しないという人よりは、この時点で一歩先を行けたことになります。
ここまでご紹介したのが、所謂、丹田呼吸法による「気付き」の方法の一つになります。
ちょっとよくわからない、という方も多いのではないでしょうか?
理屈はなんとなくわかるけれど・・・という方もいるでしょう。
言いたいことはわかるけれどねえ、眉唾・・・という方もいるのではないでしょうか?
何を信じるかは100人100色あると思います。
もし、あなたが何か生活習慣の改善を願っているのであれば、この方法が一つの助けになるかもしれません。
この「気付き」は生活のあらゆる場面で通用します。あらゆる物事・行動に対しての「気付き」の感度を上げていく事で、生活の質の改善につながります。
その気付く手段として丹田呼吸法を実践することをお勧めするのです。
今回はここまでとさせてください。次回は「昼の呼吸法」をご紹介いたします。
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