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「アースデイ」に想う

今日4月22日はEarth Day「地球の日」です。

1969年に国連のユネスコが提唱し、その後アメリカの上院議員の環境問題に関する討論への呼びかけから全世界に普及したものです。

今ほど、地球の事を考えるのに良い時間はないのではないでしょうか?

これまでも、気候変動、生態系の絶滅危機、砂漠化、公害、等々、課題は多かったのですが、我々人間は身に迫らないと解決しようとしない種族のようで、むしろ経済活動の発展に重点が置かれているようになっていました。

新型コロナウイルスによる世界の経済活動の停滞は、良い水を差す結果になったと言えば、それまでですが、この先もどうなるか不透明ですし、もしかしたら人類存亡の危機に発展するとも限りません。

Earth Dayも50周年ということで、その発端の一助として1968年にアポロ宇宙飛行士が月から地球の出を撮影し、外から初めて人類が地球を俯瞰出来た経験から想起されたアイデアとも言われています。

アポロから想起された経緯もあり、NASAではこの日は特別なビデオを上映していました。

NASA@HomeでのEarthDayレクチャー

人類の経済活動は、地球とその環境系と生態系の基盤の上に成り立っている、という事が今回身に染みてわかったかと思います。

しかし、人間は生きていくだけで業と言われているように、生きる事それ自体が環境も生態系も変化させます。問題は、人間が叡智を発揮して、どうやって経済活動と環境・生態系を共存できるか?という課題を解決していかないといけない、という事かと思います。

今の日本は明らかに経済政策優先であり、環境や生態系の保全はプライオリティは低い状況です。アメリカもそう。欧州は気候変動政策をはじめとして優先度が高いです。中国は新興国であり人口多いし、土地も広いので、先進国が望むような政策は実現しずらい。南米やアフリカなどの広大な土地を有する新興国・途上国はそれ以上に実現しずらい、という状況です。

改めて、日本はこうした地球規模の課題に対して何が出来るのでしょうか?日本の政策を経済成長優先からグローバル政策に転換してはどうかと思っています。グローバルの中での日本という位置づけを十分意識して、様々な分野で日本が世界の主導的な役割を発揮する、それは環境や生態系などの分野を主導に置きながら、国内は経済成長を実施していく。

今、世界は鎖国モードの国が増えています。1国主体の経済を中心に物事を見てしまうと、どうしてもそうならざるを得ないと思われます。最初からグローバルありきで政策を考えていく必要があるのではないでしょうか?

その意味も込めて、再度私は「Think Global & Act Global」を唱えたいと思います。


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テレワーク中のビジネスマンによるオンライン会議システム比較

テレワークを開始しているビジネスマンは多いと思いますが、皆さんどんなオンライン会議システムをお使いでしょうか?

会社から急遽モバイルを渡されて、明日からテレワークだぞ!と言われて戸惑うビジネスマンも多いかと思います。普段からメール等でPCを使っている方は敷居は低いかもしれません。

私も、コロナが広まる前から、海外とのオンライン会議や、テレワークは週1回ペースで実施していましたので、オンライン会議システムをいくつか試しておりました。その現場の感想をお伝えしたいと思います。

私が現在使ったことのあるオンライン会議システムは、以下の通りです。使った評価と共にご紹介します。

・Skype

元々は、インターネットを使った電話の代わり、あるいはチャット機能からスタートしたSkypeですが、最近はLINEやWhatsAppなどに押され気味かと思いますが、未だ根強い人気は誇っています。Skye for Businessが出て来てからはすっかりとビジネスツールとしても定着しているようです。

私の会社もSkype for Buinessが導入されています。また、私自身もSkypeのロングユーザであり、共存させて使っています。1~3人程度までの気軽な会話には適しているでしょう。重要なリモート会議にはリスクを感じます。また、なぜか未だにユーザインタフェースになじめない自分がいます。何度も使っているのに、使いたい機能にたどり着くのに未だに戸惑います。

・WebEx(シスコシステムズ)

リモート会議システムの草分け的なシステムです。当初はベンチャー的なシステムで10年ほど前からスタートしたシステムで、私もその頃から全世界につなげて使っていました。当初はみんな半信半疑で戸惑いながら使っていたのを良く覚えています。保守的な人からは「ネットワーク越しの会議なんて使い物にならない」と良く言われたのが昨日の事のようです。画面共有してプレゼンテーションを共有しながらネットワーク越しに世界中で会議を行う、ということに皆意識がついていかなかったのでしょう。

そんなWebExも今ではCISCOに買収されてしまいました。安定したシステムになったのかと思いますが、大企業買収の悪い面が出てしまっているのか、システムが重くなってしまった感じがします。最近は、使っていると音声品質が悪かったりすることが多くなったと思います。最近では他のリモート会議システムとの連携なども出来るようで横の連携が出来るようになったことは良い事だとは思います。

・Gotomeeting

日本ではあまり使われていないようですが、私は海外とのリモート会議の際には良く使っています。非常に軽くて簡易なインタフェースで気軽に使えると同時に、100人以上の大人数でも要領良く使いこなすことの出来る安定のシステムだと思います。

先日、このシステムで120人以上の世界中の参加者との国際会議を実施しました。音声やプレゼンテーション等、クオリティは全く悪くなかったです。ユーザインタフェースも直感的にわかるので、初心者でもすぐに参加することができるでしょう。

・ハングアウト(Google)

3-4年前に少し使っていたのですが、Googleの拡張機能としてアカウントを持っていれば使えます。若干インタフェースが分かりずらい所があったかと思いますが、昔のことなので今では改善されているかもしれません。

・Teams(マイクロソフト)

私の仕事においては、Teamsが最近便利です。リモート会議が手軽に開催されて、途中で会議に招待したり文書もOffice365のOne Driveなどのファイルシステムと連携するので拡張性がさらに広がります。音声品質やビデオ品質も中々です。SkypeやWebExに比べて途中で使っていて、Teamsに乗り換えようということになった事が何度かあります。

通信の品質とファイルシステムなどとの連携が素晴らしいので、現状これが最適なツールとなっています。

・Zoom

新興型で急激にユーザを伸ばしている機能的には現状最も優れている会議システムかもしれません。しかしながら、最近セキュリティホールが見つかったということで、このまま伸びていくと思いきや、思わぬ弱点が発見されてしまった、というところでしょうか。今後に期待したいところです。

・V-Cube

日本のクラウド型リモート会議システムです。何度か使いましたが、安定型のフォーマルビジネス利用のためのものという感じがします。

・BlueJean

上と同様ですが欧米系のクラウド型リモート会議システムです。WebExが重くなりコストもかかるようになりましたが、BlueJeanはその代替的に導入されているところもあるようです。

このように、現在多くのリモート会議システムの種類が世に出ていて、何が一番良いのか私自身も良く分かりません。

あなたのビジネススタイルに合わせて最適なものを選択していく必要があると思われれます。例えば、あなたはこのテレワーク期間中、誰とどのように連絡を取らなければならないか、そのために会社はどのようなシステムを準備してくれているか、あるいは自分で用意しなくてはいけないのか、システム以外にも必要な機材などはなど検討した方が良いでしょう。

私の場合、会社内の定期的な打ち合わせや、資料の共有などにはTeamsを用いています。お互いのスケジュール調整も簡単に可能です。社外の人と個別に打ち合わせする際には、SkypeやZoom、WebEx、Gotomeetingが活躍しますが、ここにもTeamsが最近入ってきています。

今後、まだまだテレワークのユーザが増加していくことになりますから、システムの方も激動と変革が待ち受けていることでしょう。ユーザ視点での要求は、「簡単」「使いやすい」「コスト安」「安定」「品質」でしょう。あなたのリモート会議のスタイルに合わせて、これらの要素を検討しながら導入を決めていくべきでしょう。

まだまだ、しばらくは自粛と自宅閉じこもりの生活と仕事で、生活や仕事のスタイルの激変を余儀なくされいてる我々ですが、なんとか自分の落ち着ける環境を整えていきましょう。


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気候変動と森林

私の会社もテレワークが5月6日までとなりました。週末も自粛ということでなるべく家にいるようにしています。そんな時間がある時にこそ自分の行っている仕事の整理などもしてみたいと思います。

今、私の行っているプロジェクトで一番の課題は、気候変動における森林による温室効果ガスの吸収量を全世界で正確に把握するための方法を開発しようとしています。

京都議定書やパリ協定などの気候変動の枠組み条約においては、各国が自分たちの国において排出したり吸収したりした温室効果ガスの量を透明性高く報告する必要があります。

国連の気候変動枠組条約の事務局(UNFCCC)では、各国からの報告を集計し、地球全体としての二酸化炭素やメタン、亜酸化窒素などの温室効果ガスの増減を管理していきます。これに関してちょっと簡単な動画を作成してみました。

各国の報告は正確を期す必要がありますが、その集計方式は国際的なガイドラインはあるものの、各国の集計方式の能力的な事情などもあり結果的に一律の基準になっていません。そこはどうしても各国の努力目標となってしまうため、強制力は発揮出来ずに、各国が独自にそれぞれの温室効果ガスの削減努力目標を国際的に提示すること事で、一律の削減目標は無理にしても、可能な限り透明性の高い目標を設定する事でみんな頑張りましょう、ということにしているのです。

各国の集計する温室効果ガスの排出量や吸収量は、国際的なガイドライン(IPCCによる)に沿って、網羅的に多くの分類について報告する必要があります。工場や自動車等のエネルギー分野、工業、農業、土地利用、林業、廃棄物、その他の間接的なもの、に大きく分けてそこからさらに細かい個々の排出量や吸収量を集計しています。

その詳細な報告書は、以下のリンクからご覧になれます。環境省が最終的に集計するのですが、その作業は外部委託されており、国立環境研究所の温室高ガスインベントリオフィスにて実施されています。年度毎に報告書が作成されます。

2019年度 日本国温室効果ガスインベントリ報告書

さて、大分前置きが長くなりましたが、この報告書には林業が特だしで掲載されています。ご存知の通り、森林は世界の陸域の約3割に分布しています。日本は特に国土の約7割を占めています。国土自体は狭いですが、割合としては森林大国なのです。

小学校で習いましたが、植物は主要な温室効果ガスである二酸化炭素を吸収して酸素を排出します。つまり、吸収源となっています。森林の分布や種類とその量を集計することは、どの程度温室効果ガスを吸収できるのかの能力を測定することになります。

2003年以降、日本の森林による温室効果ガスの吸収量は減少傾向にあります。これは戦後の植林が、この年の前後から自給率を増してきており、日本の森林は今かなりの供給過多状況になっているとのことです。つまり日本の森林は過去の人工林の造林が育ちきってしまい、吸収量が延びずに減少に転じてしまっている状況なのです。

日本の森林の現状(森林・林業学習館)

これは世界に比べても特異な状況であり、世界の主に熱帯の途上国は、WWFによると「毎秒サッカー場にして36個分の面積が消失」していると言われています。これは農地転用や焼き畑、違法な森林伐採などがありますが、最近ニュースでも有名になった米国カルフォルニアや豪州での大規模な森林火災にもよります。

それに加えて一方で、日本は森林が育った状態となっていて、今後は間伐や適切な森林経営に従って森林を有効活用しなければいけない時期と言われています。実は、この事実は意外にも知られていない気がします。

林業自体が最近担い手が少なくなってきており、日本の林野庁も予算の関係から中々思い切った政策も問題自体のアピールも出来ない現実があるのです。しかしながら、わかっている人はわかっていて、違法な業者が監視の届かない事を良い事に、日本国内においても違法伐採が増えてきている事実があります。

日本にもあった違法伐採!宮崎県は無法地帯?

日本の良質な木材が国外に違法に出ているという噂も聞こえてきます。こうした事実を前に人手が少なくなってきている林業を活性化しようと頑張っている活動もあるのですが、業界全体に活気がないように思います。これは林業の商売の参入が農業以上に垣根が高いし、かつ見返りが少ない事になると思われます。

このような状況を把握しながら、世界の森林を守り、日本の森林を適切に管理するための枠組み形成や管理ツールをどのように合意形成しながら整備できるか?という難題にここ最近取り組んでいます。

世界の森林を守る事で言えば、日本の高度な監視技術を活用して南米アマゾン、インドネシア、中央アフリカ(主にコンゴ民主共和国)の3大熱帯雨林地域の森林消失を防がねばなりません。これらの国は新興国あるいは発展途上国であり、自分たちでこれらの森林を管理する技術を十分に持ち合わせていないので、先進国が協力して資金や技術を提供していく必要があります。

日本では、JICAが技術協力によって以前からこれらの国々に対して森林の管理の手法とその設備投資を支援してきました。日本以外でも、欧米各国の援助機関がこぞって投資しています。

ブラジルにおいては、アマゾンにおいて違法伐採が多く、広大な土地なので取り締まるための人的リソースが中々工面できるものではありません。そんな中で日本からJCIAとJAXAが共同で開発した、人工衛星による森林の伐採検知システムを導入することによって違法伐採の減少に貢献出来ました。

こうしたツールを使って世界に貢献すると同時に、日本の森林の最適経営も行っていかなければなりません。日本の森林は、気候変動監視の吸収量として、防災の面においての風害や水害を守るための防水風林として、さらに加工木材の原料としての森林を考えながら、適切な森林経営が必須になってきている時代なのです。

最近では、ドローンやUAVを使った森林状況の調査が促進されています。林業業界を活性化させるべく、異業種であるGISのコミュニティやセンシング技術を使ったコミュニティが参入しつつあるのです。林業に長く従事されている方もおっしゃっていました。「我々も意識を変えていかないといけない時代になった。もっとより多くの他分野のコミュニティと連携して、林業の多様な在り方を考えていかなければならない」と。

気候変動と森林はなんとなく関連があると思われていますが、その中身は大変複雑で、かつ根が深い課題が多く詰まっています。SDGsで言えば、ゴール13及び15を一緒に関わる課題ですが、それだけにチャンスと信じています。

こうしたグローバルにも国内にも課題に取り組むチャンスがある気候変動と森林に対してより多くの方が関心を持って関わってくれる事を願っています。

 


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1か月間の自粛生活に向けて、あなたを守る呼吸法

首都圏、大都市での1か月間の自粛生活が始まろうとしています。

海外ではもっときついロックダウンが未だに続いていますが、日本国民はどのような状況になるのか不安な気持ちと、実感が湧かないままのスタートになると思います。

3密の状態を避けるために、満員電車は避けるべきですので、極力自宅でのテレワークを推奨するところですが、自宅で1か月間の仕事が続くのは、これまでの生活の激変と言えます。

特に、今まで会社人生を歩んできたビジネスマンは多いと思います。家事は奥さんがするもの、夫は外の戦場で活躍するもの、と信じる企業戦士は多いと思います。そんな人が家で一か月で仕事しなさい、と言われるのはきついかもしれません。

しかし、この状況ではそうは言っていられなくなってしまいました。偉いあなたは既にどのように自宅で一日を過ごすか計画を立てている事でしょう。これ以上感染を増やすことなく、日本が感染を抑え込むには我々が今は我慢するしかないのです。

信じられない日常の変化。私も受け入れたくない気持ちで一杯です。これまで一か月に一回は行っていた海外出張など、もうもってのほかでいつ再開できるともわかりません。海外の友人達はもっと苦しい日々を過ごしている人も多いかと思います。

Facebookの彼らの投稿を見ていると、日々自分たちの生活の様子を投稿している人が結構いるのですが、皆一様に明るく振舞うようにしているようです。幸い感染した人たちに比べればまだ良いのかもしれません。

こんな状況の我々に一番大切なのは、平常心の持ち方だと思っています。強がる平静さは逆効果であり反動があります。この様にじわじわと来るのか来ないのかわからない、見えない恐怖は、心に大きな負担を及ぼします。

そんな状況に少しでも役立つために、是非とも「丹田呼吸法」をお試しください。自律神経と副交感神経に作用し、あなたのストレスを確実に軽減するための最強の方法です。

やり方は非常に簡単です。一日数回意識して行うだけで、不思議と平静さと自分の中の強さを取り戻すことが出来ます。私は、以前から毎日思い出した時には、必ず丹田呼吸法を意識的に行っています。それにより姿勢を回復し、脳内がリフレッシュされ、自分自身の平静さを取り戻すことが出来ます。

私は、この呼吸法は長時間の通勤電車の環境から、自分で考えた末に考案しました。閉鎖空間での自己防御法とも言えるこの呼吸法は、あなたの自粛生活においても効果を発揮することでしょう。

これからの長い自粛期間において、ストレスを感じるようになってきたら是非とも実行してみてください。意識高く行えば、必ずや効果があると思います。

是非、これからお試しください。

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免疫効果を上げる「つもり」になりましょう

毎日コロナのニュースで精神的にも大変な時期です。

いつ解決できるかわからない状況なので、あなた自身が精神的にも肉体的にもまいらない様にしていかなくてはなりません。

自粛なり自宅待機なりになってしまっている現状では、「閉じ込められている」という風に考えてしまうと、自分の中に閉塞感的な概念が発生してしまい、それが身体にも影響を及ぼします。

なんでも出来る限りにおいて前向きであることは良い事です。私は、先の見えないテレワーク状態で、週末もなるべく家にいるようにしておりますが、それはチャンスと考えています。

考える時間が増えましたし、自分のペースで仕事が出来ますし、家事も行えるし、家族との時間も増える。日々、外で忙しく交流する大切さもありますが、このような状況で感染にかからないように細心の注意を払って行動することで、自分のやりたいこともできるようになります。

これが精神上の免疫を上げる「つもり」となる自分の行動になると思います。

一方で、肉体的には、色々自分なりに良いと思う事を考えて行動することが、免疫をあげる「つもり」になると思います。

例えば、食事で巷に良いと言われているものを食べるようにして免疫効果を上げるというもの。納豆や味噌、など発酵食品は免疫効果が高いと言われています。しかし、問題は効果の実感がないこと。人によっても効果の程度は様々ですし、信じるか信じないかにも寄るのかもしれません。

また、例えば運動では、走ったり、筋トレしたりするのはなんのためかをもう一歩目的をしっかり具体化すると良いと思います。単純に健康に良いから、だと効果が漠然としすぎて、長続きしないと思います。

例えば、私の場合、最近は犬の散歩が運動の代わりになっているのですが、歩くときに呼吸を意識して身体のストレスを軽減しよう、という意識で歩いています。また、自分の骨の構造を意識しながら歩く事によって、姿勢を正しく、また歪んだところがないか?と確かめながら歩いています。

このような事をする目的ですが、私も50歳を過ぎてしまいまして、自分の身体をもっと知って、その上で健康に過ごせるための自分なりの「つもり」を作りたいと思ったからなのです。

巷には多くの健康情報やお金のかかる健康維持商品がありますが、一番大事なのは普段の自分の意識(「つもり」)が結構大きく作用しているのではと考えています。

もちろん、こうした事が「つもり」だけに間違っている事も往々にしてあるかもしれません。そればかりは自分自身で補償はしないので、あくまで自己責任ということで完結できるわけです。

コロナの件も、自分はかからないだろう、と思うのではなく、自分がかかった場合にどうやって最低限の症状で抑えられるか、という「つもり」になって行動するようにしています。

これからまだどうなっていくかわからない状況の中で、明るく前向きに生活していくようにしましょう。

 


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地球温暖化対策への日本の貢献(NDC:国が決定する貢献)

地球温暖化対策に向けて日本が決定する貢献(温室効果ガスの排出吸収における削減目標など)が3月30日付で提出されました。その内容は以下の官邸ホームページから提供されています。

日本のNDC(国が決定する貢献)

内容については、昨年7月に国連に提出した内容から見直しは行わないものとなっています。その内容は以下の通りです。

① 2030 年度に 2013 年度比▲26%(2005 年度比▲25.4%)の水準にする削減目標を確実に達成することを目指す。

② 中期・長期の両面で温室効果ガスの更なる削減努力を追求していく。

③ 地球温暖化対策計画の見直しに着手し、パリ協定及び関連会合での決定に基づき、明確性、透明性及び理解のために必要な情報を、計画の見直しの後に提出する。

④ 更なる野心的な削減努力を反映した意欲的な数値を目指し、次回のパリ協定上の 5 年ごとの提出期限を待つことなく実施するとともに、提出期限に伴う NDC の提出は、直近のエネルギーミックスに整合したNDCを提出するものとする。

端的に言うと、「今は7月に出したものから見直しは行わないけれど、今後少しづつ見直していきます」、という感じです。

色々な立場での見方があるかと思いますので、まずはとりまとめた方々のご苦労如何ばかりとは思います。グレタさんには怒られそうですが。

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メルケル首相の国民への演説に学ぶ

欧州は未だコロナの影響が多大であり、各国の国民生活に制限が課せられています。

ドイツではメルケル首相が国民に対して特別に演説を行いました。国民に正確にそして適格に事実を伝え、何をすべきかの方向性、そして国が万全の体制でサポートすることを保証しています。

ロックダウンが行われている欧州の都市でのこの国民への演説は、まだ予断を許さない日本の我々も一度目を通しておくべきものであると強く思います。心構えのためのものです。

2020年3月18日 ドイツメルケル首相 国民への呼びかけ

この状況下で正確な情報と知識は重要であり、かつまた不安を軽減するための心のケアは必須です。

日本も色々な批判や不満はありますが、良く頑張っていると思います。ただ、先行きが不透明な状況で、日本よりも先に爆発的な拡散となってしまった欧米の対応は見ておく必要があります。

私も各国の仕事のパートナーとの連絡も行いながら、世界の状況を自分なりに把握して、正確でかつ有益な情報を提供出来ていければと考えています。

 

 

 

 

120名の国際バーチャル会議

仕事柄、海外出張に月に一回は行っていた私も、今では完全に内に籠った生活をしている訳ですが、海外特に欧米はもっと真剣な状況です。

私の仕事上のパートナーの北部イタリアに住む方は、既に2週間前から職場が閉鎖されテレワークに入っているとのこと。これからまだ最低3週間は続くため、既にかなりのフラストレーションが溜まっているとのことでした。お子さんも高校生で試験の時期でもあり、色々大変な状況だと切実な状況を語っていました。

元々3月は、第1週目に豪州キャンベラ(これは行ってきました)、第2週目にイタリアローマ(キャンセル)、第3週目に豪州タスマニア(キャンセル)に行く予定でした。どの会合も国際会議で各国から集まってくるのですが、タスマニアでの会議はそれなりの重要度のある会議のため、開催協議した結果全員リモート会合にて開催しようということになりました。

ただでさえ現地でも意思疎通や会議の進行に苦労するのに、120名もの参加者がリモートで参加し、議論が可能なのか?という誰もが考える疑問には明確な回答を出さずに、今回はとにかくリモート会合を開催する、という目標のもと各国が準備をしました。

私も、日本側の代表窓口として、リモート会合の準備を行いましたが、接続の方法や、発言・質問要領、会合の議事のまとめ、決議の取り方、プレゼンの要領など、中々大変なものがありました。

一応、色々な決め事を行う国際会議であるので、議論すべきところは議論し、決めるべきところはしっかりと決めないといけません。議長の豪州はさすが欧米方式に従って、素早く準備を整えました。

そして、会議当日。実際のアジェンダをぎゅっと圧縮して、1日4時間を2日間開催しました。欧米がどうしても中心となるため、日本時間では20時から24時まで。議長の豪州は22時から午前2時まで!という、なんとも大変なマラソン会議を開催しました。

実際にやってみると、120名の参加者ということを感じさせないような音声のクリアさでした。Gotomeetingというシステムを使ったのですが、普通の会議のようにプレゼンを共有しながら発表したり、質問したりすることができました。

しかし、一方でやはりリモート会合の制限からか、お互いの顔が見えないため(回線トラフィックを考えて画像はあらかじめ切る様に申し合わせました)、しゃべる人が一方的にしゃべり、議論を行う事が若干難しい感じになりました。

色々な意見が出た後で、議長がまとめるのもなんとなくあいまいで、時間の制限も厳しいので、実際に会って行う会議よりも「流す会議」という風に近いものになってしまったことは否めませんでした。

しかし、それでも世界各国から総勢120名がネットワークで国際会議を行った、という事実だけでも、この難局中である一体感も生みだしました。欧米やインドは既に全員がテレワークで自宅からの参加となっていました。

皆、ある意味心細さを感じているかとも思います。そんな中で120名が一緒になって議論を行うというのはオーケストラにも近い感じがしました。そういえば、日本でも楽団が集まって練習できないので、リモートで自宅からアクセスし合奏を行ったというニュースもありましたね!

最後は、みんなが夫々のセルフィーを共有して、コラージュした集合写真がこちらです。

一人一人のセルフィーを我が会合の名前のロゴに埋め込んでみました。

参加者のほとんどが元気そうでした。この中にコロナにかかった人はまだいない模様です。

一刻もこの状況が改善されることを切に願います。


 

 

 

 

 

 


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テレワークにて注意すべきこと

これから2週間の間自宅でテレワークを行う事となったため、これまでの経験上で注意すべき点についていくつか述べたいと思います。

1.食べ過ぎない

テレワークですと自宅の中なので、まずどうしてもキッチンや冷蔵庫を覗いてみたくなり、結果的に食べ過ぎてしまいます。コーヒーだけのつもりがついついお菓子も持っていきたくなります。

これは私だけなのかもしれませんが、注意しておいた方がいいかと思います。3食も自宅にずっといると、どうしてもしっかり食べてしまうので、お腹が常に膨れた状態になってしまいます。

あっという間に体重増加の憂き目を見た私は、極力買い物に出たり、犬の散歩に行ったり、気分転換に別なことをしたりと、ずっと仕事だけを行う事は避けるようにしています。

2.だらけない

職場にいると周囲にもたくさん同僚がいるので、緊張感が生まれてある程度ちゃんとしますが、自宅ですとどうしても精神的にもたるんでしまいがちです。

テレワークと言っても仕事です。きちんと仕事を全うしましょう。意識があればむしろ集中は出来るので、効率的に仕事が進むと思います。基本的な事にはなりますが、その日の内に、仕事でやるべきことを書き出してみましょう。さらに最低限やるべき事項、後でもいいけれど今日中に出来ればいい事など、プライオリティ付けしましょう。

仕事のペースがつかめれば、自分のペースで仕事ができる事に対する実感と自由を感じる事ができます。そうなれば、自分で納得できる成果も出しやすくなるでしょう。職場では何かを集中して作業しようとすると、往々にして邪魔が入ったり何かと忙しないですが、テレワークはその煩雑さはかなり低減されます。

3.目標や計画を持つ

上に書いた仕事でも目標を書き出すことを言いましたが、テレワークで成し遂げる自分なりの目標を定めると良いでしょう。例えば、定時までに決めた仕事を終わらせて、そこからはメールや仕事を一切忘れ自分の好きな趣味に没頭する、夕飯作りの手伝いをする、等々、会社にいたら出来ない公私の切り替えの計画が可能です。

それによって、人生計画にも大きく目標や計画が影響していくことでしょう。私は、これまで週1回のテレワークでは少ないなと感じて、今回の2週間のテレワークで朝と夕飯をなるべく作ろうと思っています。そして、犬の散歩も一日2回行って身体を動かし、さらに夜の空いた時間に勉強や副業を行う事としています。

まあ、中々毎日それを続けることは意外に大変ですが、楽しんで出来ればと気楽に考えるようにしています。あなたも、テレワークに意味と目標を持たせて、充実できるように積極的に計画してみてください。

4.普段やらないことをしてみる

これも上と関係が深いですが、自分なりに目標や計画を立てる際に、普段やらないことをやってみるのも面白いと思います。

私は、朝ご飯を妻と子供に毎日作ろうと思って今のところ続けています。普段会社勤めでは出来ないような芸当です。しかも、奥さんの負担を減らすので一石二鳥です。

朝食の内容の方は、まだまだアップダウンがあって妻の採点では50点程度ですが、それでも色々朝食メニューを考えるのも以外に楽しいものです。

世のお父さん方、これは是非お勧めです。いきなりは無理かもしれませんが、少しづつ勉強しながら実践していってみてください。

5.メリハリをつける

自宅の中での仕事なので、公私の分界点が不明確になりやすいのがテレワークの難しいところです。特に家族が家にいる場合には、仕事の場所、仕事なのかそうでないのか、を明確に決めておく必要があります。そして、それを家族にもきちんと認識してもらう必要があります。

仕事の場所ですが、その人の家の家族構成、間取り、家族の生活スタイルによって様々ですが、可能な限り仕事する場所は家の中で独立の場所を確保しましょう。

しかしながら、子供が二人いて奥さんが家にいる平均的なサラリーマンですと、中々場所を確保するのが難しいかもしれません。特に、今の時期はなるべく自宅にて過ごすという国からの要請があるので、さらに家族がいる中でのテレワークをしなければならない人は難しさが増します。

個別の書斎を持っている人は一握りでしょうから、例えば子供の机を借りるというのはあるだろうと思います。家族とよく調整しなくてはいけませんが、その調整の中であなたの家族との関係が少し変わるかもしれません。

また、仕事なのかそうでないのか、というのも十分家族にお知らせしておくべきでしょう。あなた自身がしっかりと仕事とそうでない時に明確に切り分ければ問題ないですが、どちらかわからない状態で家族に見えるのが一番よくありませんので、そこは注意してください。


先の見えないコロナウイルスの世界的脅威はいつまで続くかわからず、世界の皆が不安の中暮らしています。まだ、仕事があってテレワークしてください、と言われるだけでも幸せな事なのでしょう。

私は、このコロナウイルスの脅威が落ち着いたら、世界のライフスタイルはかなり変わっていくと思っています。少なくとも仕事のやり方、環境は意識が変わるでしょう。

人間は環境の変化に適応しようとする動物です。社会環境の変化にも柔軟に上手に適応できる様になりたいものです。


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コロナウイルスによる人為排出起源の温室効果ガスの減少

コロナウイルスのニュースが連日ですが、これからもまだしばらくはそうなるでしょう。本当に恐ろしい事態であり、我々人類は非常に小さなエイリアンとの戦いにあると言えるかもしれません。

さて、そんなコロナの影響で、多くの国がロックダウンによる経済活動の停滞を余儀なくされており、その影響で気候変動に影響を及ぼすと言われている、人為的に排出されている温室効果ガスの減少が、宇宙を飛んでいる人工衛星からわかってきています。

例えば、下の図はNASAの人工衛星から得られた中国東海岸の一酸化炭素(CO)の濃度を表わしています。

© 2020 UCAR

左の図が2019年の2月13日から3月10日までの大気中のCO濃度、真ん中の図が2020年の2月1日から3月10日までの濃度、そして右の図が二つの図の濃度の差を表しています。

これを見ると、左図の2019年は北京から武漢周辺にかけて赤く、CO濃度は大きかったのですが、中図の2020年のコロナの影響による武漢を中心に中国がロックダウン中においては、CO濃度は黄色も見えており低くなっています。右図の差を見ると青く中国ほぼ全域でCO濃度が前年度に比べて低く抑えられている事がわかります。計算では全体で46%の減少であったことがわかったそうです。

一方で、東南アジア方面を見てみると、逆にCO濃度が増えています。これは林野火災によるものであることが、これも人工衛星のデータからわかっています。

一方で、下の図はヨーロッパの宇宙機関であるESA(European Space Agency)の人工衛星から見た、同じCO濃度の図です。

© 2020 UCAR

NASAの衛星に比べて若干の差異があるもののCOの濃度の分布と現象の傾向はほぼ同様であると言えます。このデータからはおよそ33%程度の減少だったそうです。

二つの宇宙機関から得られたデータを照合した結果、同様の結果が得られましたので、正確な絶対値はわからないものの、ほぼ傾向としては正しい事を示していると言えます。

さらに、下の図はESAの人工衛星から得られた二酸化窒素(NO2)の濃度のデータです。

© 2020 UCAR

NO2はCOに比べて比較的短期に地域の特性が出やすいので、短期間で中国が各都市を閉鎖して、交通を遮断し、工場を閉鎖した結果、有害廃棄物質の排出が急激に減少した結果であることが予想できます。NO2はなんと71%も減少していることがわかったそうです。

コロナの影響で、気候変動の温暖化に寄与すると言われている温室効果ガスの減少につながった例がいくつか報告されていますが、それを裏付けるようなデータが見えてくると複雑な気持ちになります。

我々人間は、自分たちで実現できない目標を、自然界の脅威によって強制的に実現させられているのでしょうか?もし、そうだとしたらSDGsの実現ももしかしたら実はものすごく壮大な目標であって、我々が英知を絞って実現するにはあまりに遠すぎる目標なのでしょうか?あるいは、人類が英知を合わせて今回のようなロックダウン的な思い切った改革を実施しないと実現できないものでしょうか?

非常に考えさせられるデータだと思いませんか?

出典:米国大気研究所(NCAR)・コロラド大学大気研究所(UCAR)

 



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